総務省は12月21日、「携帯電話ポータルサイト(暫定版)」を公開した。ポータルサイトと銘打っているが、いわゆる特設サイト・ランディングページの体裁ではなく、テキストベースのひと昔前のレイアウトとなっている。

 内容は、1〜7のアドバイスと、「よくある質問と用語集」「参考資料集(PDF資料へのリンク集)」の9項目。「自分にあった料金プランを選べていますか?」「この機会に、ご自身の支払っている通信料金の額や実際のデータ使用量を確認し、自分にぴったりなサービスをつかっているか確認しませんか?」と呼びかけている。
 ざっと目を通して、料金プランの確認・見直しや、広告表示の見方、SIMロックの仕組みなどは分かりやすくまとまっていて参考になるが、項目4「端末を買う際のアドバイス」の要旨、「その高性能なスマートフォン、本当に必要ですか? スマートフォンを買う際には、自分の普段の使い方を見つめ直してみましょう!」は大きなお世話である。

●迷ったらハイエンド機種がおすすめ


 以前は、スマートフォン(スマホ)1台とモバイルバッテリ・USBケーブルを持ち歩いていたが、モバイルバッテリが重くケーブルをつなぐ行為が面倒に感じるようになったので、代わりに、メインとサブ、2台のSIMカードの入ったスマホを持ち歩いている。スマホ関連のサービス・アプリは、Android先行・Android限定の場合があり、手元にAndroidスマホがないと記事執筆に支障が生じることがあるため、やむなく計3台を持って出社する日もある。
 これまで複数のスマホを使ってきた経験から、スマホの性能・満足度は、おおむね価格に比例する。低価格端末は、使っているうちに反応の遅さにストレスを感じるようになるので、迷ったらもともとの価格帯の高い1台を選んだ方が無難だ。
 総務省の携帯電話ポータルサイト(暫定版)内のアドバイス「自分の日頃の使い方に合ったスマートフォンを探してみましょう」とは反対に、「スマートフォンを買い替えたら使い方を変えてみましょう(高性能カメラ搭載スマホを買ったら、意識的に風景などの写真や動画を撮ってみよう。大画面のスマホは電子コミックの閲覧に最適です)」「スマートフォンを買う際は、同じ機種をより安く手に入れられないか検討してみましょう」とアドバイスしたい。
 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、年間で最もスマホが売れる月は、新生活需要が高まる3月。しかし、NTTドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」が21年3月開始、ソフトバンクの新ブランド「SoftBank on LINE(仮)」が同じく21年3月開始予定となっており、KDDIも対抗プランを打ち出す見通し。21年の春商戦は、例年とはだいぶ様相が変わりそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)