フィリップ モリス ジャパンは1月19日、2021年戦略発表会を開催した。新たな年に掲げるスローガンを発表するとともに、デバイスの価格改定や販売戦略を発表した。

 20年は、たばこメーカーにとって試練の1年となった。新型コロナ感染拡大に加えて、日本で4月に改正健康増進法が施行され、喫煙環境は従来よりも厳しくなった。しかし、加熱式たばこであるIQOSにとっては追い風となるトピックも多かった。
 グローバルの動きとして米国FDAがIQOSを曝露低減たばこ製品としてIQOSを認定し、7月から米国での販売が許可された。これも後押しし、世界のIQOSユーザー20年9月時点で1600万人を達成した。
 国内では、改正健康増進法に合わせて、全国のランドマークや喫煙所、飲食店などで加熱式たばこ専用喫煙所の整備を加速。ユーザーの紙巻きから加熱式への乗り換えをサポートした。
 21年に打ち出すスローガーンは、「もっと『身近』なIQOSへ」。喫煙環境、価格、デバイス、味わいと、四つの視点からさらなる加熱式たばこへの門戸を広げていく方針だ。
 喫煙環境については昨年の動きを踏襲したものだが、思い切ったのは価格戦略だ。IQOS 3 DUO キットを9980円から6980円、IQOS 3 DUO ホルダーを4480円から2980円、IQOS 3 MULTI キットを6980円から4980円、IQOS 3キットを8,980円から5980円、IQOS 3ホルダーを2980円から1980円、IQOS 2.4PLUSキットを4980円から2990円に大幅値下げして1月25日から販売する(IQOS 2.4PLUSホルダーは1980円で据え置き)。
 IQOSの大きな魅力となっているデバイスや専用スティックのバリエーションについては、1月・2月・3月と3カ月連続でのリリースを予定しているという。引き続き、コロナ禍の逆風は吹いているものの、IQOSにとって最重要といえる日本市場ならではの積極的な施策が期待できそうだ。(BCN・大蔵大輔)