主要スマートフォン(スマホ)決済サービスのうち、「メルペイ」「LINE Pay(残高払い)」は決済金額に応じたポイント還元はない。対して、「楽天ペイ(アプリ決済)」「PayPay」「au PAY」「d払い」は、決済金額の0.5〜1.5%のポイント・チャージ残高が付与される。実店舗では、PayPayは前月の利用状況に応じて最大1.5%還元、楽天ペイ(アプリ決済)は常時1%還元・楽天カードからの事前チャージで合計1.5%還元なので、実はスマホ決済サービスでは楽天ペイが最もポイント還元率が高い。

 しかし、楽天ペイの楽天ポイント最大1.5%還元の条件となる楽天カードは、2021年6月利用分から、公共料金(電気・ガス・水道料金)や税金などの一部の支払いについて、利用額に応じたポイント付与率を「1%」から「0.2%」に引き下げる。こうなると、公共料金の支払方法は他のクレジットカードに変更するか、PayPayやau PAYのアプリからコンビニ払込票を読み込んで支払う「請求書払い」を利用したほうが実質負担が下がる。
 ただ、請求書払いは、定期的な支払いには不向きなので、楽天カード以外の還元率1%のクレジットカード(公共料金が通常と同じポイント付与率のクレジットカード)や、最近登場した新しいクレジットカードに新規入会のうえ切り替えると、毎月のポイント還元や新規入会キャンペーン特典で得するだろう。
 21年5月時点で注目のクレジットカードは「Visa LINE Payクレジットカード」「マネックスカード」「三井住友カード(NL)」「SAISON PEARL AMERICAN EXPRESS CARD Digital(セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード)」。そして今夏登場予定の「三菱UFJカード」だ。
 Visa LINE Payクレジットカードは22年4月末利用分までLINEポイント2%還元(電子マネーチャージ除く)、マネックスカードはキャンペーンで今年10月31日利用分まで3%ポイント還元(基本ポイント1%+特別加算ポイント2%、付与上限月あたり2000ポイント)と、公共料金の支払い向け。対して、三井住友カード(NL)はコンビニ3社とマクドナルドで常に最大5%ポイント還元(通常0.5%+店舗加算2%+「Visaのタッチ」限定加算2.5%)となるため、日常使い向けだ。
 MUFGカードの名称を一新する三菱UFJカードの詳細は未発表だが、非接触IC(国際標準規格TypeA/B)によるタッチ決済(コンタクトレス決済)機能を新たに搭載するので、主に日常向けだと予想される。
 国内初のナンバーレスカード「SAISON CARD Digital/SAISON PEARL AMERICAN EXPRESS CARD Digital」は新規入会キャンペーンとして、入会月に応じて3カ月間、さらに対象の携帯電話料金・電気料金を同カードで支払うと2カ月追加の計5カ月間、10%キャッシュバックするキャンペーン(還元上限7000)を6月30日まで実施している。
 さらに、コンビニやスーパー、ドラッグストアなどのQUICPay加盟店で同カードを登録したQUICPayで支払うと、毎月のQUICPay利用額1000円以上を条件に、月間利用額から3%相当還元するキャンペーンを実施し、今なら日常使いでもお得だ。
 毎月の電気代が高いと感じるなら、節電・省エネを心がけるだけでなく、面倒でもその時々のキャンペーンに合わせて電気代の支払方法を見直そう。(BCN・嵯峨野 芙美)