KDDI、沖縄セルラーは、eSIM対応のauのオンライン専用ブランド「povo2.0」契約者向けに「#ギガ活」を9月下旬に開始する予定。以前から掲げていた「通信とライフデザインの融合」を目指すプログラムで、対象の店舗・サービスで、povoに紐づいたau IDでログインしたスマートフォン(スマホ)決済サービス「au PAY」を利用すると、指定の通信容量(ギガ)がもらえる。さらに、対象店舗への来店やイベント参加で、ギガが当たる・もらえるキャンペーンも実施する。

 KDDI Digital LifeとCircles.Lifeとの協業で提供してきたpovo1.0をアップデートしたpovo2.0は、送受信最大128kbpsなら月額基本料0円から利用でき、「データトッピング データ使い放題 24時間330円」「データトッピング データ追加1GB(7日間) 390円」「通話トッピング 通話かけ放題 月額1650円」といったトッピング(データ容量・オプション)を追加する自由度の高い料金体系。ギガ活に熱心に取り組むと、povo 2.0に加入した約2週間前後から、ギガ活対象店舗でのau PAYの支払いだけでスマートフォンを利用できる可能性がある。
 ただし、「最後に購入した有料トッピングの有効期限の翌日から180日間、有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となる場合があります。また別途所定の手数料などの費用がかかる場合あります」という規定があるため、ずっと0円+ギガ活でもらうデータ容量だけでは継続して利用できない。
 2021年9月13日時点のギガ活対象店舗・サービスで特に費用対効果が高いのは「カインズ:2000円以上の購入:1GB(7日間)」と「ベイシア:2000円以上の購入:1GB(7日間)」だろう。ベイシアは群馬、埼玉を中心に130店舗以上を展開する大型スーパーで、週1回まとめ買いする家庭なら一度の買い物で「2000円以上」の条件は軽くクリアできる。つまり毎週1回必ずベイシアで食料品などを購入し、登録したメールアドレスに届く「#ギガ活」のプロモコードを入力すれば、データ容量を1GB増やせる。
 ベイシアは、東京、神奈川にはそれぞれ1店舗しかないため、居住地によっては利用しづらいだろう。しかし、ドラッグストアの「ウエルシア」、カフェチェーンの「ドトールコーヒー」あたりなら、よほどの山間部を除き、自宅、学校・職場のそばに一店舗くらいはあるはず。「500円以上の購入:300MB(3日間)」は、他に「ローソン」や「はま寿司」「丸亀製麺」なども対象だ。
 KDDIでは、povo Business Partner Programとして、「#ギガ活」をより日常的なものにするためにパートナー企業を募集する。もし今後、povo Business Partner Programにスマホ決済サービス未導入の有力スーパーや人気飲食チェーンが参加し、新たにau PAY加盟店となった場合、大手3キャリアのオンライン専用ブランドで、auのpovoが最もユニークでお得度の高いプランになるのではないか。これまで後追いの印象が強かったau PAYが他社に先駆けて導入する、興味深い試みだ。(BCN・嵯峨野 芙美)