ウォルト・ディズニー・カンパニーは10月14日、東京・港区の八芳園で会見を開き、動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」で配信するコンテンツの新たなラインアップを発表した。ディズニー、マーベル、スター・ウォーズ、ピクサー、ナショナル ジオグラフィック、スターによる作品のほか、アジア太平洋地域(APAC)で受賞歴があるコンテンツ・クリエイターの作品などを公表した。ゲームアプリ「ディズニー ツイステッドワンダーランド」(ツイステ)のアニメ化も進めているという。

 発表会にビデオメッセージを寄せた同社アジア・パシフィックのルーク・カン プレジデントは、「ディズニープラスは、2019年のサービス開始から世界的な成功を収めてきた。現在は世界61のマーケット、21の言語で1億1600万人の会員向けにコンテンツを配信している。10月27日には新たに、膨大で幅広いコンテンツを擁するスターも加わる。このアジアで生まれたスターを中心に、23年までに50作品以上のAPACオリジナル作品に取り組む」と、APACとのつながりを強化していく方針を明らかにした。
 追加される作品はさまざま。日本からは、TBSとの特別な取り組みによって実現した「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」。音楽、フィギュア、ゲーム、アニメなど幅広く展開され世界的に人気のキャラクターである「BLACK★ROCK SHOOTER」の日本のリブートアニメ「ブラック★★ロックシューターDAWN FALL」。少年ジャンプ+の人気作品「サマータイムレンダ」。「四畳半神話大系」の続編である「四畳半タイムマシンブルース」など。アニメ作品については、22年には全世界で見放題独占配信としている。
 このほかAPACの作品が続々とラインアップに加わる。韓国のポップ・グループの結成5周年を記念したドキュメンタリー作品「ブラックピンク:ザ・ムービー」。アクション・ヒーロー・サスペンス「ムービング(原題)」。ディズニープラス初のオーストラリアのドキュメンタリー作品「シップレック・ハンターズ(原題)」などだ。
 これまでディズニーは自社IPによる作品を展開してきたが、今後はさまざまなクリエイターとコラボし、オリジナルコンテンツを生み出していく方針に転換。アニメ作品だけでなく、「ガンニバル」などの漫画作品の実写化も進めていく。
 発表会の最後には、人気エッセイのドラマ化が決定した「拾われた男」から、原作者の松尾諭さん、主演の仲野太賀さん、草彅剛さん、伊藤沙莉さんが登壇。仲野太賀さんさんは、「原作が素晴らしく、ささやかな日常の話から、数奇な人生に導かれている様子は物語以上に不思議。そのなかで人との出会いに支えられてきたことへの感謝などを余すことなく演じることができればと思う」とコメントした。配信は22年の初夏を予定している。
 またウォルト・ディズニー・カンパニーは同日、「APAC クリエイティブ・エクスペリエンス・プログラム」も発表。APACの多くのトップクリエイターたちと、ディズニーのワールドクラスのフィルムメイカーやクリエイターたちをつなげる、という初のオーダーメイドの取り組みだ。このプログラムを通じて、APACの製作活動にさらなるインスピレーションを与えることを目指している。
 ディズニープラスは現在、オーストラリア、ニュージーランド、日本、シンガポール、インド、マレーシア、インドネシア、タイでサービスを提供している。21年11月からは、韓国、香港、台湾も追加される。