風呂場や流し台など、水がかかる可能性のある場所では、基本的に精密機器の使用は控えたい。しかしながら、“防水スピーカー”と呼ばれるものであれば、水濡れを気にすることなく音楽を楽しめる。入浴を、よりゆったりとリラックスした時間にすることもできるだろう。

●防水スピーカーの選び方


 まずは防水スピーカーをどのように選ぶべきか解説しよう。

●水没させて良いかどうかはスピーカーごとに異なる


 注意したいのは、「お風呂で使える」とうたっている防水スピーカーは、必ずしも湯船に沈めても大丈夫というわけではないという点だ。防水性能は「IP×○」という表示であらわされ、「×」に対応する数字が防塵性能を、「○」に対応する数字が防水性能を表している。
 このうち水没させても問題ないのは防水性能が「7」以上のものであり、たとえばIPX7であれば一時的に水没しても問題なく利用可能だ。水没の恐れがある場所に設置するなら防水性能が「7」以上のものを選ぶようにしたい。

●風呂に持ち込むなら小型のものがおすすめ


防水スピーカーといってもそのサイズは千差万別。手のひらサイズから、屋外でも十分な音量が出る大型のものまで存在する。一般的に風呂場はそれほど広くなく、音が反響するので大音量は必要ないため、小型のものをおすすめしたい。クリップやループといったどこかに引っかけられる部品を備えたものを選べば、設置場所選びも楽になるだろう。

●耐衝撃性も備えていると安心


 風呂場はぬれている上に、ボディーソープやシャンプーを使うことでさらに滑りやすくなる。防水スピーカーを誤って硬い床に落として壊さないよう、耐衝撃性を備えているものを選ぶと安心だ。ただし、耐衝撃性があるものは一般的にサイズが大きくなるため、トレードオフとなる。前述のクリップやループを備えているものを選んで、落下しないようにするのも一つの手だ。

●おすすめの防水スピーカー5選


 具体的なおすすめ防水スピーカー5選を紹介しよう。 Sony SRS-XB13  SonyのSRS-XB13は小型でかわいい防水スピーカー。IPX7相当の防水性能を備えており、風呂のなかに水没させてしまっても安心だ。付属のストラップを使えば落下のリスクを下げることもでき、風呂場で使うのにピッタリといえる。小型ながら約16時間再生できるバッテリーを内蔵。本体にボタンがあり、スマホを風呂の外に置いても音楽再生をコントロールできるのが便利だ。

●Sony SRS-XB23


 SRS-XB23は同じSonyの防水スピーカーだが、長細いフォルムが特徴的。縦置きにすれば設置スペースを節約でき、狭い風呂場にも置き場所が見つかるかもしれない。防水性能はIPX7と水没にも耐える仕様。圧縮音源を原音により近い音で再生できる「DSEE」など、音質にもこだわった防水スピーカーだ。

●JBL CLIP 4


 JBL CLIP 4は、カラビナを本体に備えたデザインの防水スピーカー。手軽に引っかけられるため、風呂場のラックなどに設置することができる。JBLらしく音質にもこだわっており、VGP 2021 SUMMERのBluetoothスピーカー(5000円以上1万円未満)部門において金賞を受賞している。ツートンカラーのカラーバリエーションがあるなど、おしゃれな見た目も魅力的だ。

●Anker Soundcore Icon Mini


 AnkerのSoundcore Icon Miniは、マウスほどのサイズ、スマートフォンほどの重さが特徴の防水スピーカー。2台同時に使うことでステレオ再生が可能なため、小ささを活かして風呂場に2台置くのも良いかもしれない。防水性能はIPX7と、水没させても問題ない仕様。価格が2000円ほどと、気軽に買える価格設定なのがうれしい。

●BOSE SoundLink Revolve+ II Bluetooth speaker


 BoseのBOSE SoundLink Revolve+ IIは、周囲360度に自然な音を拡げる防水スピーカー。まるでライブ会場にいるかのような、臨場感あふれる音を楽しめる。ボディには柔らかい素材を使用し、多少の衝撃を受けても問題ない点は、風呂場で使うのに安心な仕様。ハンドルは見た目だけでなく、手に取ったときのフィーリングにもこだわっている。

●防水スピーカーで場所を問わず音楽を楽しもう


 防水スピーカーの魅力はなんといっても場所を問わずに音楽が楽しめるという点。風呂場やキッチンといったぬれる可能性がある場所はもちろん、そうでない場所でも使えるのだ。一台持っておくとさまざまな場面で役に立つことだろう。(ライター・ハウザー)