2021年12月22日開催の「デジタル臨時行政調査会(第2回)」の配布資料「構造改革のデジタル原則(案)」によると、支払件数が1万件以上の手続きなどについて、キャッシュレス化(インターネットバンキング、クレジットカード、口座振替など)を推進し、次期通常国会に法案提出予定という。
 すでに都道府県・市町村単位で、税金や公共施設利用料などのキャッシュレス決済対応は進んでおり、スマートフォン(スマホ)決済サービスで認知度1位といわれる「PayPay」の「請求書払い」の対応先一覧を見ると、市県民税(普通徴収)、固定資産税・都市計画税に関しては、ほとんどの市町村が対応している印象だ。
 スマホ決済の請求書払いサービスも乱立しているので、今回は記者のおすすめのサービスに絞って紹介しよう。
 まずはKDDIの「au PAY」。請求書払いでも通常と同じ還元率が適用され、クレジットカードチャージ・auかんたん決済からのチャージの場合はチャージ時にクレジットカードのポイント、支払時にau PAY利用額に応じたポイント(Pontaポイント)がたまる「ポイント二重取り」が可能だ。
 21年12月23日から銀行口座チャージの対応金融機関が大幅に増え、3大メガバンクとりそな銀行・埼玉りそな銀行からのチャージにも対応。当初は唯一の銀行口座チャージ対応金融機関だったauじぶん銀行の口座を保有していない人、クレジットカードチャージや現金チャージを避けたい人でも使いやすくなった。
 PayPayは、「ソフトバンクまとめて支払い」を利用可能なソフトバンク/ワイモバイル/LINEMOユーザーならau PAYのクレジットカードチャージ、銀行口座チャージの場合はau PAYの銀行チャージとそれぞれ条件(還元率)は同じになる。ただし、PayPayの利用額に応じて付与されるPayPayボーナスに比べ、au PAYの利用額に応じて付与されるPontaポイントは、他のポイントに交換したり、ポイントのまま店舗で使ったりできるメリットがあり、PayPay、au PAYの双方を利用中ならau PAYをおすすめしたい。
 
 支払いたい請求書(払込票)対応済みなら、ファミリーマートを中心に店舗・オンラインショップで利用できるFamiPayの請求書払いもおすすめだ。還元率そのものはau PAY、PayPayと同じだが、ファミリーマートの商品(100〜200円相当)がもらえる月2回のチャージキャンペーンと、毎回利用するともらえる商品価格分だけ、実質的な還元率は高いからだ。
 スマホ決済アプリに限ると、ほかにも、LINE Pay、d払い、ゆうちょPay、J-Coin Payなどが請求書払いサービスを提供している。いずれも、スマホのカメラで請求書のバーコードを読み取って承認・決済する仕組みは同じ。決済機能自体に差がないだけに、au PAYの優位性が今後も続くかどうか注目だ。(BCN・嵯峨野 芙美)