日本は梅雨や夏に湿度が高くなり、じめじめした空気が過ごしづらい季節になる。そんなときに導入したいのが湿度対策家電だ。その代表格といえば除湿機だが、それ以外の家電についても紹介する。

●大きく分けて4種類ある除湿機のタイプ


 湿気対策家電の代表格といえば除湿機だ。一口に除湿機といっても種類はさまざま。湿気を除去する方式には大きく分けて四つのタイプがある。
 一つはコンプレッサー方式。これはエアコンと同じ原理で動く除湿機であり、消費電力が少なく部屋の温度を上昇させづらいのが特徴だ。一方、ポンプが動作する際の騒音が大きく、人によっては寝室で使うと気になって眠れないかもしれない。
 二つめはデシカント方式。これは内蔵した乾燥剤で空気中の湿気を吸い取る方式であり、稼働音が小さいのが特徴だ。しかしながら、ヒーターを使っているため消費電力が大きく、部屋の温度を上げてしまうのがデメリットといえる。
 三つめは上であげた二つの方式を組み合わせたハイブリッド方式。コンプレッサー方式には冬など温度が低いときに除湿量が低下するという欠点があるのだが、ハイブリッド方式なら季節を問わず利用できる。
 四つめはペルチェ方式。これは電気を流すことで片面が冷たく、片面が熱くなるペルチェ素子という半導体を使った方式で、湿気を冷たくなった側に結露させることで除湿をおこなう。消費電力が少なく低騒音なのがメリットだが、パワーは強くないので広い部屋の除湿には向いていない。

●除湿能力やタンク容量をチェック


 除湿機にはどれくらいの広さの部屋を除湿できるかを示す「除湿能力」や、空気中から取り除いた水分を貯め込む量を示す「タンク容量」といったスペックがある。用途や価格に応じて選んでほしい。

●部屋干しや空気清浄機機能があるものも


 除湿機のなかには、集中的に乾燥した風を当てる部屋干し機能や、フィルターを内蔵して除湿とともに空気をきれいにする、空気清浄機機能を備えたものがある。どちらも特に花粉症の人にはありがたい機能といえるだろう。

●除湿機以外の湿気対策家電


 コンプレッサー式除湿機とエアコンは基本的に同じ原理で動作するため、同じように除湿ができる。エアコンが設置してある部屋であれば、家電の数を増やさずに湿気対策が可能だ。
 ただし、エアコンの除湿機能は一般的に温度ベースで動作し、室温が設定温度に到達すると除湿が止まるものが多い。より湿度を下げたいなら寒くなってでも設定温度を下げる必要がある点には注意しよう。再熱除湿と呼ばれる方式であれば設定温度到達後も除湿が可能だが、電気代が増えるという難点がある。

●布団乾燥機で寝苦しい夜を快適に


 湿気による寝苦しさを解消するなら、布団乾燥機の導入もおすすめだ。布団のなかに溜まった湿気を追い出すことでカラッとさせ、肌触りを良くしてくれる。冬には寝る前に布団を温めることもできるため、ほぼ一年中活躍する家電といえるだろう。

●単体でも組み合わせでも使えるサーキュレーター


 サーキュレーターは室内の空気をかき混ぜるための家電。空気を循環させることで溜まっていた湿気を追い出す効果が期待できる。また、風呂場やトイレ、寝室などの湿気が溜まりやすい場所から空気を追い出すことも可能だ。
 サーキュレーターはエアコンや除湿機との組み合わせでも効果を発揮する。特に広い部屋の場合、エアコンや除湿機だけで室内を均等に除湿するのは難しいが、サーキュレーターと組み合わせることで部屋の隅々まで除湿可能。エアコンや除湿機を無駄に動作させないようにできれば電気代の節約にも繋がるかもしれない。

●湿気対策家電導入で少しでも過ごしやすく


 湿気がこもった部屋は不快なだけでなく、カビやダニが発生しやすい環境だ。カビやダニはアレルギーの原因となるため、単に不快なだけではなく健康を害することになるかもしれない。ぜひ湿気対策家電を導入し、積極的に除湿をおこなってほしい。(ライター・ハウザー)