【こっそりミームを教えます・39】 若者の間で流行しているミームには、いつ使うのか想像が難しいものからすぐに用途が分かるものまでさまざまだ。今回ご紹介する「おはようでやんす」も一見して“挨拶”だと理解できるミームのひとつだが、一体どこから広まったのだろうか。

●ゲームにまでなった「おはようでやんす」


 LINEリサーチが高校生を対象におこなった「2021年に流行りそうだと思う流行語は?」で2位に輝いた「おはようでやんす」。発祥はYouTuberグループ「ウチら3姉妹」のとうあさんだと言われている。とうあさんが配信したメイク動画の冒頭で「おはようでやんす」と挨拶する姿が話題になり広まったそうだ。
 「おはよう」の代替えとしてよりは、単に“挨拶”として使われることの多い「おはようでやんす」。「おはようでやんすゲーム」なる遊びも生み出され、学生が休み時間に遊ぶほか「やってみた動画」も多数アップされている。
 やり方は「ほうれん草ゲーム」とほぼ同じだが、「おはよう」を二人から同時に貰った人はその場で「おはようでやんす」を2回やらなくてはいけないそうだ。説明だけではイメージしづらいと思うので、気になる人は調べてみてほしい。

●古くは『もーれつア太郎』や『ど根性ガエル』でも


 ちなみに語尾に「〜でやんす」をつける話し方は『もーれつア太郎』の「ケムンパス」や『ど根性ガエル』の「五郎」など、昔からマンガやアニメなどに度々登場してきた。ゲーム“パワプロ”シリーズのキャラクター・矢部明雄も使っており、「おはようでやんす」以外で「〜でやんす」と発言する時は彼が元ネタの場合もあるため注意したい。
 とうあさん発祥の「おはようでやんす」。しかし「もう終わった流行語ランキング2021」にもノミネートされており、ミームの移り変わりの早さには驚かされる。とはいえ、他にも「きまZ」などのミームを流行らせたとうあさんには今後も期待できるのではないだろうか。(フリーライター・井原亘)
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■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている