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 ICレコーダー市場でOMデジタルソリューションズ(OMD)とソニーが激しいシェア争いを繰り広げている。ICレコーダー市場はOMDがオリンパス時代から通算して7年連続で年間販売台数シェア首位を獲得している。しかし、2022年上半期はソニーが優勢だ。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で市場動向をまとめた。

 22年上半期(1月1日〜6月30日)のメーカー別販売台数シェアは、ソニーが43.0%を占め、OMDを6ポイント上回った。OMDは「BCNランキング」のICレコーダー部門で16年から7年連続でメーカー別販売台数シェア年間1位を獲得。ソニーは2位が続いていた。もしこのままの勢いを維持しソニーが年間トップを獲得すれば15年以来8年ぶりだ。好調をけん引しているのは「ICD-PX240」。平均単価1万円超えの製品が多いソニーだが同製品は5000円台。手ごろな価格が販売台数に結びついていると思われる。
 ICレコーダー市場は、かつてシェア3位だったパナソニックがほぼ全ての製品の生産を終了。現在はOMDとソニーの2強状態だ。21年12月にはOMDが48.8%を獲得するなど5割近くを占めたが、22年2月にはソニーが逆転。そのまま5か月連続で首位を維持した。しかし、この7月はソニーが失速。再びOMDが43.1%で1位に返り咲いた。とはいえ、両社のシェア差は小さい。秋の商戦が年間首位を左右するポイントになりそうだ。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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