KDDIのスマートフォン決済サービス「au PAY」にチャージ可能な金融機関の一つ、auじぶん銀行は、新規の住宅ローン契約者を対象に、au回線の契約など、所定の条件を全て満たすと最大年0.1%、住宅ローン金利を引き下げる「住宅ローンau金利優遇割(auモバイル優遇割+じぶんでんき優遇割)」の「auモバイル優遇割」の適用条件を変更し、対象者を拡大した。auじぶん銀行の住宅ローンは「2022年 オリコン顧客満足度調査 住宅ローン」では初の総合第1位を獲得するなど、評価が高く、低金利や充実した団体信用生命保険、銀行窓口に出向く必要のない「ネット完結」の利便性で支持されている。

●対象者拡大でより実用的に


 従来は、auじぶん銀行の住宅ローン契約手続きが完了するまでに適用条件を満たさない場合、住宅ローン金利を年0.07%引き下げるauモバイル優遇割は適用されなかったが、2022年8月22日のauモバイル優遇割の対象者拡大後は、住宅ローン契約手続き完了までに条件達成に間に合わなかった場合や住宅ローン借入中であっても、auモバイル優遇割の条件を満たした3カ月後の約定返済日から金利引き下げが適用される。
 auモバイル優遇割は21年3月に開始した。好評を博す一方で、「ローン実行までにモバイル回線の契約が間に合わない」「住宅ローン契約後にau回線に変更したのでauモバイル優遇割を適用させたい」という要望が寄せられることもあり、適用条件を拡大した。条件を満たさなくなり、いったん適用を終了した後の再適用も可能になっている。
 auじぶん銀行の住宅ローンは以前から低金利で知られ、22年9月適用の変動金利・全期間引き下げプランの変動金利は、全期間引下げプラン限定の「金利引下げキャンペーン」適用で年0.389%から。さらに、KDDIが提供するau金利優遇割(auモバイル優遇割+じぶんでんき優遇割)の同時適用で年0.289%まで引き下がる。
 また、auじぶん銀行は、銀行取引などによって獲得したスタンプ数に応じて決まる4段階のステージに応じ、ATM利用手数料や振込手数料を上限回数まで無料化する優遇制度「じぶんプラス」を展開しており、「住宅ローン残高1円以上」の場合は、特別条件(スペシャルオファー)が適用され、獲得スタンプ数にかかわらず、ステージはゴールドとなる。
 ゴールドの場合、ATM出金手数料・インターネットバンキングによる三菱UFJ銀行以外の他行振込手数料はそれぞれ月10回まで無料。ATM入金手数料は月何回でも無料のため、ATMからこまめに入出金しても手数料はかからない。auじぶん銀行の銀行取引でたまるPontaポイントの倍率も「10倍」にアップする。
 住宅ローンの返済期間は最大35年と長く、auモバイル優遇割による金利優遇(年0.07%引き下げ)の適用を受けるためには、返済期間中ずっとau回線を契約し続けなくてはならないという「縛り」が発生するが、その縛りと引き換えに、金利や手数料などを優遇し、さらにポイントで顧客に還元してくれる。「auのスマートフォンを契約済みまたは今後契約予定で、これから住宅ローンを利用して住宅を購入する」という条件に当てはまる人には、auじぶん銀行の住宅ローンはおすすめだ。また、このauモバイル優遇割は、月額料金の安いpovo2.0やUQ mobileではなく、auを選ぶ積極的な動機付けにもなるだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)