9月16日発売の「iPhone 14/14 Pro/14 Pro MAX」、10月7日発売の「iPhone 14 Plus」の各キャリア版の価格が出揃ったが、最も安いキャリアフリーの「iPhone 14 128GB」でも11万9800円と、10万円を超える。大画面6.7インチの「iPhone 14 Pro Max 1TB」では、23万9800円とさらに高額だ。

 国内取り扱い通信事業者(キャリア)のNTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのiPhone 14 128GBの販売価格をみると、楽天モバイルは13万1800円(Rakuten UN-LIMIT VIIの初めての申し込みで最大2万4800円相当・誰でも条件を満たすと1万6000円相当分ポイント還元)、ソフトバンクは14万400円、auは17万5860円(新iPhone機種変更おトク割で1万1000円、au Online Shop お得割で2万2000円割引)、ドコモは13万8930円(5G WELCOME割で2万2000円割引)となっている。
 割引適用後の実質負担額は、楽天モバイルが10万7000円(初めての申し込みの場合)、auが機種変更15万3860円、新規・MNP16万4860円、ドコモがMNP11万6930円、新規・契約変更・機種変更が13万8930円。別途、端末の返却を条件とした端末購入補助プログラム(ドコモ「いつでもカエドキプログラム」、au「スマホトクするプログラム」、ソフトバンク「スマホトクするプログラム」、楽天モバイル「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」)を適用すると、実質負担はキャリア版の本来の価格の最大半額程度となる。
 他キャリアのプログラムとは異なり、「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」は楽天カード限定で、実質的には、楽天カード利用促進・新規入会キャンペーンだ。auも、au PAYカードで支払うと、分割支払金総額の最大5%をPontaポイントで還元する「スマホトクするボーナス」を展開し、自社クレジットカード契約者を優遇している。

●実質負担最安の買い方は「かながわPayで一括払い」


 端末返却を条件とした各キャリアの端末購入補助プログラムを利用する予定がなく、首都圏在住で多少の遠出や面倒を厭わない人には、最新iPhoneの最安の買い方として、神奈川県が11月30日まで還元を実施する、専用の「かながわPayアプリ」を利用した「神奈川県キャッシュレス・消費喚起事業<第2弾>最大3万円分ポイント還元キャンペーン」の活用をおすすめしたい。
 キャンペーンによる還元分は、キャンペーン期間中(2023年1月31日まで)のみ使える期間限定ポイントとして決済日の8日後をめどにかながわPayアプリに付与される。かながわPayアプリの対応決済サービスはau PAY、d払い、はまPay、LINE Pay、楽天ペイで(利用可能な決済手段は店舗によって異なる)、還元率は20%または10%、期間中の還元上限は1人につき3万ポイント。
 ビックカメラ、ノジマ、ヤマダデンキ、エディオンなど、家電量販店はいずれも10%還元だが、かながわPayアプリのキーワード検索結果によると、原則「d払い」のみ利用可能なドコモショップ、「au PAY」を含む複数の決済方法から選べる「au ショップ」の一部の店舗(ドコモショップ10以上、auショップ1)は何と20%還元だ。
 還元上限の3万ポイントは、10%還元店のみなら30万円分、20%還元店のみなら15万円分購入すると到達する。付与されたポイントを消費するために後日、必ず神奈川県を訪問する必要はあるものの、その往復の交通費と移動時間を許容できるならかなりお得だ。ただし、かながわPayのキャンペーンは予算到達次第、予告なく終了するということなので、なるべく急いだほうがいいだろう。また、アプリ上で加盟店だと表示されていても、実際には使えない可能性もあるので決済前に事前に確認しよう。
 キャリアショップは原則事前予約必須なので、他県在住者はかながわPay加盟店でのiPhone本体の購入は見送り、純正アクセサリや「AirPods」シリーズなどの購入にとどめたほうが無難かもしれない。地域経済の活性化のため、自治体によっては、家電量販店やキャリアショップでも使えるプレミアム付き地域商品券・デジタルクーポンを発行しているので、運よく該当する自治体在住なら、うまく活用するとやはりお得だ。(BCN・嵯峨野 芙美)