ロッテリアが9月8日から10月12日までの期間限定で、目玉焼きを挟んだ6品の「とろ〜り半熟月見」を発売している。月見版として、かなり豊富なラインアップだ。そこで、中でも気になった三つの月見商品を試し、それぞれのバーガーと目玉焼きのマッチングについて伝えたい。

●今や秋の風物詩となったロッテリアの「半熟月見」


 最初にいただいたのはロッテリアの主力商品「絶品チーズバーガー」月見版「半熟月見絶品チーズバーガー」(価格は530円)。上のバンズを開けてみると、まん丸な目玉焼きでチーズやパテが完全に隠れている。まずはひと口、ガブリとかぶりつくと、ジンジャーっぽいパテの味わいが口に広がり、すぐにチーズの香りがかぶさってくる。
 目玉焼きの白身が全体をまろやかにしつつ、トロリとした黄身が甘みと濃厚さをプラス。絶品チーズバーガーの味を一層引き立てる。これは文句のつけようがない、超安定したおいしさだ。特別ユニークでもないし斬新なわけでもないが、この普遍的な味わいが毎年登場する「月見」の魅力。いつもよりちょっと豪華でちょっと嬉しい、くらいの感動が秋という季節にはピッタリなのかも。
 お次は、ロッテリアで人気を博しそこからさまざまなファストフード店に広がったと言われる名物「エビバーガー」の月見版「半熟月見エビバーガー」(同520円)。早速いただくと、サクサクでプリプリのエビカツと、味わい深いタルタルソースが一体で唯一無二。キャベツのシャキシャキとした食感もたまらない。
 月見の黄身がトロ〜っと流れてくるんだから、おいしいに決まってる。はずだが、ちょい待って。なんだかいつものエビバーガーよりも“うまい度数”が低いというか、ちょっとパンチがないような。よく考えてみると、タルタルソースにもある程度の玉子が入っているだろうから、目玉焼きを挟むことで、玉子感がさらに強まり、味がマイルドになり過ぎているのかもしれない。もともとが完璧なバランスのバーガーなだけに、ひと工夫がマイナスに働いてしまった印象。大好きなだけに、ちょっと残念。
 最後にいただいたのは、昨年から特に力を入れている「ごはんバーガー」の月見版「半熟タマてりごはんバーガー」(同490円)。月見フェアでは「半熟タマてりごはんバーガー」「半熟タマてりチキンごはんバーガー」と2種が登場している。今回は、チキンではない方をいただく。TKGも目玉焼きを乗せたごはんも大好きなだけに、超楽しみ。
 かぶりつくと、ごはんにトロリと黄身が混ざり、当然「うまーい!」。厳かに挟まっている海苔の香りもごはんバーガーと好相性だ。醤油ベースなので、和の雰囲気もあってガブガブ進む。ただ、米と玉子とのマッチングへの期待が大きすぎるのが、うまいんだけど、先程と同じくパンチに欠ける印象。ファストフードならではの濃いめの味を期待していたが、目玉焼きの力でやっぱりマイルドになっている。この感じを好きな人も多いと思うが、筆者的には少し強い味付けでも良さそうだ。
 というわけで、三つの月見版を食べてみたが、もともとのバーガーの味がある程度濃くないと、全てがプラスになるわけではないということが分かった。でも、もし無料で目玉焼きをトッピングできるなら、やっぱりホイホイお願いすると思う。身勝手かな。(エフェクト・山葉のぶゆき)