【こっそりミームを教えます・66】 「今、若者たちの間で“Y2Kファッション”が流行ってるらしいよ」と言われて、いったいどのくらいの人が言葉の意味を理解できるだろうか。恐らく、多くの人が「Y2K(ワイ・ツー・ケー)」の意味も知らないと思う。

●もともとの「Y2K」といえば…


 ざっくり説明すると、「Y2K」とは“Year 2000”を略した言葉。「K」は「km(キロメートル)」や「kg(キログラム)」などのキロ=1000を表しており、Y2Kは“2000年”あるいは“2000年頃のこと”を意味する単語だ。
 もともとは西暦2000年になるとコンピューターが一斉に誤作動すると騒がれた「2000年問題」を示す言葉だったようだが、今では2000年頃に流行したファッションの総称として使われることが多い。
 では先ほども触れた「Y2Kファッション」とは、いったいどのようなものなのか。有名どころでいえばルーズソックスや厚底ブーツ、ミニスカート、腹見せコーデなどが代表的。例えばレディースアパレルブランド「EGOIST」では今、厚底ブーツが爆発的大人気に。2022年10月には「厚底ニットロングブーツ」が発売され、今年だけでも全3型の厚底ブーツがリリースされている。
 一方ルーズソックスに関しても21年の12月より全国のドン・キホーテで発売されるなど、令和の世にルーズソックスの需要が高まっている模様。昨年発表された「egg流行語大賞2021」では「ルーズソックス」が第2位にランクインし、最近ではポップスピアニストのハラミちゃんがショーパン&ルーズソックス姿を公開し話題になっていた。
 ちなみに余談だが、家電業界では1990〜2000年代の北関東における「ヤマダデンキ(Y)・ケーズデンキ(K)・コジマ(K)」による家電量販店同士の熾烈な価格競争や、「ヤマダデンキ(Y)・ヨドバシカメラ(Y)・コジマ(K)」の戦いを総称する言葉として「Y2K(YKK、YYK)」が使われていたこともある。ファッション用語のY2Kと家電業界のY2K、どちらも覚えておいて損はないだろう。(フリーライター・井原亘)
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■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている