2022年12月2日〜3日に、ユネスコ無形文化遺産である「秩父夜祭」が開催される。会場周辺は交通規制が実施される。秩父鉄道は開催を記念し、「秩父夜祭記念乗車券」を11月9日〜12月31日の期間限定で販売しているほか(売り切れ次第終了)、12月3日にはSLパレオエクスプレスを「SL秩父夜祭号」として運行し、乗車した人に特別乗車記念証をプレゼントする。

 人気アーティストのライブや伝統の祭りなどの大規模イベントには、自家用車ではなく公共交通機関(電車・バスなど)の利用が呼びかけられている。秩父夜祭の場合は、秩父鉄道または西武鉄道の利用をおすすめしたい。自家用車で向かう場合には、途中駅の駅前に駐車してあとは電車で目的地まで向かう「パークアンドライド」をぜひ検討しよう。
 ちなみに西武鉄道は22年7月22日〜23年3月10日までの期間限定で「秩父市応援 秩父漫遊きっぷ」を西武線各駅(小竹向原・高麗〜西武秩父駅間・多摩川線の各駅を除く)の窓口・券売機で販売している。このフリー切符(磁気券)は秩父市の協力を受け、発売金額を最大640円値下げしたもの。金額は駅ごとに異なり、池袋駅の場合は、高麗〜西武秩父駅間が2日間乗り降り自由の乗車券と「漫遊マル得クーポン」のセットで大人1590円、小児は800円。なお、秩父市の補助金額の上限に達した場合は発売終了となる。
 乗車券とは別に発券される「漫遊マル得クーポン」は6種類から好きなものを選んで利用できる。具体的には大人の場合、「西武秩父駅前温泉 祭の湯」の入館券(平日1100円/土日祝日・特定日1380円)・フードコートの食事券950円分・物販エリアの買い物券950円分、秩父ゾーンの「バスフリーパス2日間」の引換券、三峯神社行き急行バスの片道乗車券、レンタカー特別料金の利用券のいずれか。分かりやすい「フードコートの食事券950円」を例にすると、池袋駅から乗車時の往復の電車賃相当額が640円で、片道の通常運賃(786円)より安い。
 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて落ち込んだ地域経済の活性化のため、全国各地で国・自治体の補助金を原資としたキャッシュレス還元キャンペーンや観光補助事業が行われている。試算の結果、今秋実施された「全国旅行支援」は過去最大の補助額、つまり最もお得な旅行キャンペーンだったと評する人も少なくない。
 秩父エリアに限らず、一度行ってみたかった観光地やイベント。コロナ禍以降、足が遠のいた観光地や施設には、こうした補助をうまく活用してぜひ出かけてみよう。また、もともと行く予定のあった観光地などに出かける際は、最近登場したお得なきっぷ・デジタルチケットなどを事前に探してみて、もしあれば、会員登録や事前購入といった面倒なステップが増えてもお得を追求しよう。特に人気施設の入場券や、利用者の多い時間帯の特急券といったチケット類の事前購入は、窓口の行列に並ぶ時間の無駄が省けるメリットがある。今は目視確認やコード読み取りなどで認証するデジタルチケットも普及しているので、スマートフォンを使いこなすほど便利でお得だ。