毎年1月にBCNが発表する「BCN AWARD」に関する情報を先出していく新連載「【BCN AWARD 2024】カウントダウン」。第1回は「BCN AWARD」と「BCNランキング」について説明する。

●「BCN AWARD」は前年の年間No.1メーカーを表彰


 「BCN AWARD」は、家電量販店などから集計している実売データ(POSデータ)をもとに、部門(ジャンル)ごとに年間販売数量が累計1位の企業を表彰する制度。今年1月に発表した「BCN AWARD 2023」の対象期間は22年1月1日〜12月31日で、ハードウェア88部門44社、ソフトウェア24部門14社、合計58社が受賞した。来る24年1月22日に発表予定の「BCN AWARD 2024」の対象期間は23年1月1日〜12月31日。従来の「PND」部門を「カーナビ」部門と名称変更し、ハードウェア88部門、ソフトウェア23部門の計111部門のNo.1メーカーを発表する。
 冬のボーナスやクリスマスなど、イベントの多い12月は、毎年1年間で最もデジタル製品が売れる時期。そのため、過去には、上位メーカーが年末まで激しくシェア争いを繰り広げ、12月最終週に首位交代でトップに立ったメーカーが「BCN AWARD」を受賞したこともある。
 また、来年で25回目を迎える「BCN AWARD」は、デジタル製品のトレンドに変化にあわせて部門名や集計対象を変更しており、特設ページ(http://www.bcnaward.jp/award/)では、1999年の年間データにもとづく「BCN AWARD 2000」以降から直近の「BCN AWARD 2023」までの年別受賞企業や部門別受賞企業を紹介している。この受賞企業一覧に記載の企業名は、受賞時点の企業名(一部企業は通称)のため、経営統合や社名変更などを受け、今は消滅したメーカー名を知りたい場合などにもぜひ参考にしていただきたい。
 集計の基となる「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・オンラインショップからPC本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、新規参入のための市場調査といったマーケティング活動などに主に役立てられている。この調査は日本の店頭市場の約4割(PCの場合)をカバー。ネットショップの販売データも集計対象となっており、ECでの販売比率が高いジャンルは、メーカー別シェアや平均単価の推移に大規模セール・キャンペーンの影響がうかがえる。
 実売データ提供販売店(23年12月現在)はアマゾン・ジャパン、エクスプライス、エディオン、NTTドコモ、ケーズホールディングス、玉光堂、コジマ、サンキュー、サードウェーブ、上新電機、ストリーム、ソフマップ、ZOA、ナニワ商会、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、三星カメラ、ムラウチドットコム、ユニットコム、楽天ブックス、綿半ドットコム(50音順)。
 「BCN AWARD 2024」の注目ジャンルは、コロナ禍明けで復調傾向にある「デジタルカメラ」関連だ。そのほかの注目部門の動向は次回からお伝えしていく。