日本電熱は、焙煎からミル、ドリップまで可能な全自動コーヒーマシン「CAFEROID(カフェロイド)」を11月上旬に発売する。税別価格は36万円。

 焙煎〜ミル〜ドリップの全行程が見えるデザインなので、焙煎時に変化する生豆の色、粉砕される焙煎豆、ドリップ時に膨らむコーヒー粉やサーバーに滴る様子を、視覚的に確かめられる。
 焙煎度や給湯温度はタッチパネルによって簡単に変更可能で、焙煎は250度、湯温は93度まで、1度単位での設定に対応。さらに、焙煎温度や時間、湯温や豆の量、焙煎度、挽き具合、湯の抽出量を組み合わせた、18通りのカスタムレシピをアレンジできる。1回あたりの抽出量は3〜4杯(1杯あたり120cc)。
 粉砕工程には、湯気やコーヒーの油分で錆びる心配がない川崎合成樹脂製の臼刃式セラミックミル、ドリッパーにはプロもよく使用しているコーノ式フィルターを採用。また、独自の制御センサを搭載し、ドリップ後半に出るエグみや渋さ成分をサーバーに落とさない。他社製の円錐ドリッパーにも対応している。
 日本電熱は、1970年代にコーヒーメーカーやホットプレート、ヨーグルトメーカーなど生活家電をOEM(相手先ブランドによる生産)供給や自社ブランドで手がけていたが、海外メーカーとの競合で採算が悪化し、2005年に撤退した。今回、「社内の開発分野をもう一度掘り起こしたい」として、「CAFEROID」で家電市場に再参入した。国内では、多彩な価格帯のコーヒーマシンに注目が集まっている。