年明けから本格化するインフルエンザと花粉。毎年恒例の厄介事だが、年によってその傾向は異なっている。各観測機関のデータから2017-2018年シーズンの最新動向をまとめた。

●秋から患者数が拡大 インフルエンザは早期流行の兆し


 インフルエンザの流行を確認したのは、都内では東京都感染情報センターが11月30日、全国では厚生労働省が12月1日に、それぞれ発表した。
 例年は年明けから患者数が急増して2月にピークを迎えるが、2017-18年シーズンは9月から全国各地でインフルエンザ患者が目立ちだした。国立感染症研究所が全国約5000のインフルエンザ定点医療機関で観測しているデータによると、9月11日〜17日の患者報告数は1081人。これは昨年同期比で約2.4倍に上る。
 本稿執筆時の11月27日〜12月3日では、全47都道府県で前週より患者報告数が増加。警報レベルを超えている保健所地域は1県(新潟県)、注意報レベルを超えているのは1都10県(東京都、宮城県、栃木県、神奈川県、石川県、三重県、愛媛県、福岡県、長崎県、宮崎県、鹿児島県)。
 直近のデータでは09年に流行したAH1pdm09が最も多く検出されており、次いで香港型ともいわれるAH3亜型、B型となっている。

●前シーズン以下? 以上? 割れる2018年春の花粉飛散予測


 花粉に関しては毎年、日本気象協会とウェザーニュースが事前に予想を発表しているが、今年は双方の意見が割れている。日本気象協会が前シーズンを上回る飛散量と推測しているのに対して、ウェザーニュースは例年の65%程度と予測。
 特に飛散量が多くなりそうな地域には、日本気象協会が東北・関東甲信・九州を、ウェザーニュースが北海道・九州を挙げている。予測の根拠が異なるため、こうした違いが発生している。最新動向は経過とともに更新されるので、常に居住地域の動向を確認しながら、適切な対策を講じる必要がある。
※『BCN RETAIL REVIEW』2018年1月号から転載