「高校入試の合否に影響するのでは?」と気になる受験生も多い部活動、生徒会活動、そして英検®・漢検などの資格検定。どのような活動や資格内容が合否判定においてプラスにつながるのかチェックしておきましょう。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

この記事のポイント

  • どの入試方式で部活動・生徒会活動・資格検定が評価される?
  • 内申書でプラスになる部活動・生徒会活動の実績
  • 英検®・漢検・数検は3級以上が目安
  • 部活動が忙しい受験生も進研ゼミ『中学講座』で両立へ

どの入試方式で部活動・生徒会活動・資格検定が評価される?

部活動・生徒会活動・資格検定などの実績が評価されやすいかどうかは、まず入試方式から考えることができます。代表的な入試方式は推薦入試です。

【1】私立・公立高校の推薦入試

私立高校も公立高校も、いわゆる推薦入試では内申書に記載された部活動、生徒会活動、委員会活動における実績、英検®・漢検などの資格検定の成績などが評定や面接・作文の内容とあわせて合否判定の資料になります。

公立高校の推薦入試は都道府県によって名称が異なるものの、多くの都道府県の内申書(調査書)に学校内外でのスポーツ活動、文化活動、社会活動、ボランティア活動などの実績を記入する欄を設けています。

面接や自己PRで「部活動から学んだこと」を質問されることもあるでしょう。

【2】一部の公立高校の一般入試

公立高校の一般入試では、部活動・生徒会活動・資格検定を得点化することはほとんどありません。

ただし、都道府県によっては、そうした特別活動や資格検定のための得点枠が設けられていることもあります。どのような加点方式になっているか、教育委員会や各高校の公式Webなどで確認しておくとよいでしょう。

【3】私立高校の単願・併願入試

私立高校の単願(専願)入試や併願入試では、内申点が「出願基準」に達していない場合でも資格検定の実績を加点して出願できることがあります。

こうした私立高校の単願(専願)・併願入試では、あらかじめ加点項目が公表されているケースが多く見られますので、各学校の公式サイトなどでチェックしてみてください。

【4】総合判定

部活動・生徒会活動・資格検定などが得点化されない入試方式であっても、受験生の内申点や学力検査得点が同点になった場合は、そうした特別活動や資格検定の内容が合否判定の資料となる場合があります。

ただ、内申書(調査書)の様式は都道府県によって異なり、特別活動や資格検定などの記入が求められない地域もあるため注意が必要です。

どのような内容の記載が求められるかは、教育委員会の公式サイトや各学校の公式サイトなどで確認しましょう。

内申書でプラスになる部活動・生徒会活動の実績

内申書に部活動や生徒会活動の実績を記載できる場合でも、「そうした活動に参加していた」というだけでプラス評価になることは、ほとんどないと考えておきましょう。重要なのは、具体的にどのような実績があるかです。

【1】運動系の部活動は「大会実績」

運動系の部活動では、「県大会ベスト4」などの大会実績が重視されます。また、県選抜などの強化指定選手に選ばれたことが評価される場合もあるようです。

【2】文化系の部活動は「コンクール出場」と上位入賞

文化系部活動では、都道府県や全国の学校を対象に開催されるコンクールへの出場と、そこでの上位入賞(金賞・銀賞など)を果たすことで評価される場合があります。

【3】部活動や生徒会活動での「役職」

部活動や生徒会活動、委員会活動で役職についた経験を持つ受験生もいるでしょう。部長・生徒会長・委員長といった役職で責任を持って活動していた場合、学校によっては判定の際に評価される場合があります。

【4】学校外活動

学校内の部活動や生徒会活動、委員会活動以外にも、学校外でボランティア活動をしたり習い事などで顕著な成績がある場合は合否判定で評価されることがあります。

学校外活動については学校の先生が把握しにくい面もあるので要注意です。もしコンクールや大会などで顕著な成績を残した場合は、必ず先生に伝えましょう。

英検®・漢検・数検は3級以上が目安

内申書などに資格検定の成績が記載できる場合、高校入試で有利になるのは基本的に3級以上です。3級以上であれば、級が上がるほど高評価につながる場合があります。

【1】英検®・漢検・数検の各級の目安

中学3年生なら学校で学習した内容をもとに3級の対策ができます。準2級以上は高校の内容も含む出題。もし得意分野の検定があるなら、より上のレベルをめざしてみてください。

<英検®の各級の目安>

3級:中学卒業程度
準2級:高校中級程度
2級:高校卒業程度

<漢検の各級の目安>

3級:中学卒業程度
準2級:高校在学程度
2級:高校卒業・大学・一般程度

<数検の各級の目安>

3級:中学3年程度
準2級:高校1年程度(数学Ⅰ・A程度)
2級:高校2年程度(数学Ⅱ・B程度)

注意!複数の資格検定を重複可算できないことも

都道府県や高校・学科によっては、複数の資格検定で3級を取得していたとしても、重複可算できない場合があります。たとえば、英検®3級・漢検3級・数検3級に合格しても「検定の3級を1つだけ取得」と見なされる場合などです。

とはいえ、こうした資格検定の3級は中学卒業程度レベルなので、受験生にとって自分の到達度を確認するよい機会になるもの。高校入試に向けて3級を1つ取得したあとも、機会があればほかの検定にチャレンジしてみるとよいでしょう。

部活動が忙しい受験生も進研ゼミ『中学講座』で両立へ

高校入試に向けた受験勉強と部活動・委員会活動・資格検定対策の両立は大変でしょう。しかし、両立することで大きく成長できる場合もあります。

部活動・生徒会活動などで勉強ができる時間が限られているなら、ぜひ進研ゼミ『中学講座』を活用してください。進研ゼミ『中学講座』なら、要点に絞った15分の学習で、毎日の授業をしっかり理解しながら部活と両立できます。

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まとめ & 実践 TIPS

学校での部動や生徒会活動、英検®・漢検といった資格検定などについては、学校・入試方式・実績の内容などによって合否判定への影響が異なります。

「部活動に参加していた」というだけで大きく評価されることはほとんどなく、そこでどのような活動をしたか、大会実績や役職はどうだったかなどが大切。資格検定では、英検®・漢検・数検のいずれも中学卒業レベルである3級やそれ以上の級が取得の目安です。

学校外活動で顕著な成績を残した場合も評価されることがありますので、実績のある人は忘れずに担任の先生に伝えましょう。