「子どもには気持ちよく勉強をがんばってほしいけれど、保護者も大変……」
お子さまが大学受験のための勉強に励んでいる期間は、保護者のかたにとっても非日常の毎日。
時には、お子さま以上にストレスや不安を感じることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、先輩保護者に聞いた「子どもの大学受験で大変だったこと」3選をお届けします。
悩みへの向き合い方や対処法もあわせて紹介するので、大学受験生のお子さまがいらっしゃる保護者のかたは、ぜひ参考になさってください。

この記事のポイント

  • 大変だったこと1:成績が志望大レベルに届かない
  • 大変だったこと2:体調・健康管理にピリピリ
  • 大変だったこと3:子どものメンタルサポートに苦労

大変だったこと1: 成績が志望大レベルに届かない

模試の合格可能性判定などで思うような結果が出ないと、お子さまだけでなく保護者のかたもつらいはず。
お子さまががんばっている姿を毎日見ているだけに、かける言葉に困ることも多いでしょう。
先輩保護者の声を聞くと、こんな時は「できる限り冷静に、普段どおりに子どもと接した」という人がめだちます。
そして、「まだ時間はある」「現時点での失敗は伸びしろになる」とお子さまを励ましたかたもいらっしゃいました。

(先輩保護者の声)

模試の判定は高3までさんざんな結果だったので、「そんなんで大丈夫?」と言いたくなることも……。でも、グッとこらえて「次はがんばろう。大事なのは本番だよ」と前向きな声かけを心がけていました。
(同志社大 法学部 合格の保護者)

模試の結果が悪くても、「1か月前の実力だしね。今はもっと力が付いているよ」などとたいして気にしていない雰囲気でリアクション。子どもは十分に落ち込んでいるので、それ以上追い詰めないよう明るく接していました。
(千葉大 国際教養学部 合格の保護者)

高3の春頃は模試の結果を見るたびに私も落胆……。でも、子どもが「最後まで走り抜く」と宣言したので、本人の意思を尊重して、ひたすら見守りました。
(富山県立大 工学部 合格の保護者)

大変だったこと2:体調・健康管理にピリピリ

お子さまの大学受験で保護者のかたが特に気を遣うのが、体調・健康管理ではないでしょうか。
入試本番でお子さまが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、新型コロナウイルスなどの感染症予防や食事・おやつの管理、室内環境の整備など、気を配ってあげたいことはたくさんあります。
時には「これでいいのかな?」と悩むことがあっても、先輩保護者は状況に応じて情報を取捨選択しながら、家族全員で協力体制をつくって乗り越えたようです。

(先輩保護者の声)

勉強に関しては、ただ見守るだけしかできません。そこで、栄養バランスの取れた食事をつくるなどして、勉強しやすい環境づくりを心がけました。
(青山学院大 理工学部 合格の保護者)

子どもは冷え症なので、体調管理は大変でした。防寒グッズをいろいろ準備し、就寝の時間には布団を温めておくなどの工夫をしました。
(関西学院大 教育学部 合格保護者)

コロナ対策に神経を遣ったのはもちろんですが、子どもが感染する可能性も考えて、大学側の救済措置などを確認。心構えをしておくことで心が落ち着きました。
(法政大 法学部 合格の保護者)

大変だったこと3:子どものメンタルサポートに苦労

特に受験直前や模試の結果が出たあとなどは、お子さまの心は常に不安で揺れ動いています。
勉強が手に付かなくなったり、保護者のかたに怒りや悲しみをぶつけたりすることもあるでしょう。
先輩保護者はそんな時も、お子さまの気持ちをどっしりと受け止め、必要に応じてアドバイスを送っていたようです。

(先輩保護者の声)

メンタルが不安定になる場面が多々ありました。そこで、モチベーションを上げるため志望大のキャンパスまで一緒にドライブしたり、子どもの部屋で布団を並べて寝たりして、とにかく子どもの気持ちに寄り添い続けました。
(横浜国立大 教育学部 合格の保護者)

模試では高得点だったのに、共通テスト本番では結果を出せず子どもが自暴自棄に……。胸のうちをすべて吐き出させ、その後は普段どおりに接して、2次試験に向けておおらかに見守るよう心がけました。
(大阪大 外国語学部 合格の保護者)

クラスメイトがどんどん推薦入試で合格していくなかで、国公立大志望の息子は3月まで進学先が決まらず、かなりきつかったようです。「人は人だよ。とにかく今は自分のできる精いっぱいのことをやるかしないよね」と励まし続けました。
(大分大 経済学部 合格の保護者)

お子さまを信じて、前向きにサポートを

大学入試に向けてお子さまが受験勉強を続けている期間は、予想外の大変なこと・つらいことがたくさん起こるかもしれません。
保護者のかたも、時には平常心でいられないこともあるでしょう。

それでも、「お子さまを信じて見守る」「弱気になっていたら励ます」「受験本番で実力が発揮できるよう配慮してあげる」といった基本を押さえておけば、どんな場面でもよいサポートができるはずです。
合格に向けて、家族で協力しながらお子さまを支えてあげてください。

※2022年4月〜2022年5月に行った「保護者の方向けアンケート」(3,832人回答)に寄せられた体験談をもとに作成。