中学生に入ってから仲間外れにされたり、悪口や陰口を言われたりして傷つくといったトラブルを耳にした保護者の方もいるのではないでしょうか。

子どもが中学校の友達関係で悩んでいるとき、保護者としてできることについて紹介します。

この記事のポイント

  • 問い詰めるのではなく「聴く」「共感する」「信頼してもらう」
  • 子どもの自力解決か親が出るのかの境界線とは
  • 中学生活は人生の全てではない!逃げ場を準備しておこう

問い詰めるのではなく「聴く」「共感する」「信頼してもらう」

子どもに人間関係の悩みを抱えている様子があるとき、つい「なにがあったの?」「大丈夫?」と聞きたくなりますよね。でも、まずは落ち着きましょう。

人間関係のもつれが原因で深刻な事態になってしまった中学生のニュースが頭をよぎりますが、あまり前のめりになるのは悪手になる可能性があります。

もし、あなたが人間関係で悩んでいるとしたら、「まずは話を聞いてほしい」と思うのではないでしょうか。

事態が悪化する前に子どもから相談してもらえるように、子どもの信頼関係を大切に行動したいですね。

相談されたときの傾聴ポイント

  • ・言いたいことは何か考えながら聴く
  • ・伝えたいことは何か考えながら聴く
  • ・子どもの立場になって話を聴く
  • ・安心して話せる環境を作る

子どもの自力解決か親が出るのかの境界線とは

思春期の子どもは、「親や友達と異なる自分独自の内面の世界があることに気づきはじめるとともに、自意識と客観的事実との違いに悩み、様々な葛藤(かつとう)の中で、自らの生き方を模索しはじめる時期」にあります。(引用:文部科学省 子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題)

中学生に入ってから友達トラブルが多く発生するのもそのためです。基本的には当事者同士で解決を図ってほしいですが、深刻なケースは保護者が前面に立ち、子どもを守る必要もあります。

「もし大人同士であったなら、関連機関に通報・相談するか検討するレベル」であるなら、保護者が対応することを検討しましょう。

中学生活は人生の全てではない!逃げ場を準備しておこう

学校で過ごす時間が一日の大半を占める中学生にとって、学校でのトラブルは周囲が思う以上に重いものです。

保護者として「中学生活が人生の全てではない」「学校に行かない選択肢を取っても、学業がなんとかなる手段がある」といった、辛い場合の逃げ場を用意しておきたいですね。

文部科学省による不登校に関する施策例

  • ・教育支援センター
  • ・スクーリング・サポート・ネットワーク
  • ・一定要件を満たした場合の出席扱い
  • ・中卒認定試験の受験資格の拡大

まとめ & 実践 TIPS

中学生は、思春期も始まり、未熟な人間関係力や思春期特有の自我などが重なって人間関係のトラブルが発生しやすくなります。

ニュースなどから嫌な発想をしてしまいがちですが、子どもから相談を受けたら、まずは冷静に、良き相談相手になることを目指しましょう。


出典:文部科学省の不登校に関する主な施策
URL https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/futoukou/03070701/004.pdf

出典:子どもの徳育の充実に向けた在り方について(報告)3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題
URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/gaiyou/attach/1286156.htm

出典:神奈川県立総合教育センター長期研究員研究報告 14:31〜36.2016 コミュニケーションを促す「聴き方」に関する研究
URL https://www.edu-ctr.pref.kanagawa.jp/kankoubutu/h27/chouken14/chouken14pdf/chouken14_06.pdf