インターネットの情報、育児書、SNS……。子育ての情報は、いろんなところに溢れています。でも、その情報に縛られすぎると、苦しくなってしまいますよね。何が正しくて何が間違っているのか……そんなことは考えなくて大丈夫。子育ては、完璧でなくてよいのです。

この記事のポイント

  • 全部マニュアル通りにしなくてもいい
  • 完璧でない子育てのコツは「話半分」
  • 悩んだ時は身近な人に相談して

全部マニュアル通りにしなくてもいい

育児書やインターネットの情報を見て、「これもやらなきゃ」「これができていないから私はダメだ」と思っているかたもいるかもしれません。でも、マニュアル通りにすべてできている人なんて、きっといないはず。だから大丈夫です。

世の中の情報は、あなた専用にできているものではありません。より多くの人に広く伝わるようにできているもの。だから、すべてに人に当てはまるものではないのです。個人差が大きい乳幼児期の子育てであればなおさら。その情報が合う人もいれば合わない人もいるのです。

また、その情報を誰が書いたのかでも内容は変わります。栄養士なのか保育士なのか、看護師なのか教師なのか……。同じ子どもを見る立場でも、専門が違えば大事にしたいと思うことも少しずつ違います。そのすべてを達成することは、たとえ専門家であっても不可能に近いのではないでしょうか。

恐らく、真面目な人ほど「全部やらなきゃ」と一生懸命になるもの。その結果、ストレスになって子育てがツラくなってしまったら悲しいです。完璧を目指さずに、自分に合った方法とペースで、子育てをしていきませんか?

完璧でない子育てのコツは「話半分」

「マニュアル通りやらなくていい」子育ては、マニュアルをすべて無視すればよいということではありません。数ある情報の中から、自分に合ったものを選ぶということです。

たとえば、インターネットで食事の記事を見つけたとします。Aという記事とBという記事があり、ちょっとずつ書いてあることが違う。そんな時は、自分に合った方だけを参考にしてみましょう。

また、Aを選んだとしても、Aの情報すべてを実践しなければならないわけではありません。Aの中の「これならできそうかな」というものを取り出してやってみればよいのです。もちろんやっていく中で合わなければ、Bの記事の情報を使ってみてもよいですし、他の情報を探してみてもよいでしょう。

育児書やマニュアルのすべてを実践する必要はありません。「この状況はウチの子に似てる」「これなら私でもできる」「こんな子になってほしいからやってみよう」と思ったものから、少しずつやってみればOK。これも、「やらなければならない」ではなく「試してみようかな」くらいの気楽な気持ちでやってみましょう。

「話半分」とう言葉を知っていますか? これは「人の話の半分くらいはウソや誇張が入っている」ということです。育児書に関してウソはないかもしれませんが、誇張されている部分はあるでしょう。だから、「〇〇すべき」「絶対」という言葉は、ちょっと流しても大丈夫。そのことを念頭に置いておくと、情報の捉え方も変わってくるかもしれません。

一つ気を付けてほしいのは、守らなければならない情報もあるということ。アレルギーや感染症といった医療的なことなどは、話半分ではいけないので注意しましょう。

悩んだ時は身近な人に相談して

広く多くの人に向けて書かれている育児書やマニュアルは、自分に当てはまらないこともたくさんあります。いろいろ実践して試してみたけれど、うまくいかないということも……。

そんな時は、お子さまを知っている身近な人に相談してみるとよいかもしれません。たとえば、保育園や幼稚園の先生、地域の保健師や助産師、両親やママ友などです。

身近な人のアドバイスは、一方的な育児書とは違い、相談したものに答えてくれるもの。あなた専用のアドバイスです。お子さまや保護者のかたをよく知っている人であれば、より具体的な方法を教えてくれるかもしれません。

身近に相談できる人がいなければ、インターネットの掲示板や子育て相談などを使う方法もあります。困っていることをピンポイントで相談してみれば、悩みを解決できるでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

育児に関しては正解も間違いもありません。完璧である必要もありません。困った時はどんどん周りに頼って、愚痴や弱音も言って……。「このくらいで大丈夫」と気楽に構えていければ、育児はもっとラクになるかもしれません。

この記事も、「そういえばこんなこと言っていたな」くらいの話半分の気持ちでいてください。


出典:ベネッセ教育情報サイト「完璧さの追求から「虐待」に? 見直したいマニュアルどおりの子育て」
https://benesse.jp/kosodate/201503/20150317-1.html