今年はコロナの影響で、年末年始の帰省も初詣も自粛で、子どもに楽しくお正月を過ごしてもらうことがいつもの年よりも難しくなってしまうかもしれません。
今回は、「スーパー保育士」と呼ばれ、現在は子育てに関する研究・執筆・講演活動を行っている原坂一郎さんに、子どもたちに将来、「2021年のお正月は特によかった」と言ってもらえるような、「家庭で簡単にできる、楽しいお正月の演出」を紹介していただきます。

この記事のポイント

  • 玄関には、しめ縄と門松を飾ろう
  • お年玉の準備を忘れずに
  • お正月にはBGMとして「春の海」をかけてみては?
  • おせち料理は、入れ物や飾りでの演出もポイント
  • お正月のあいさつ「あけましておめでとう」を子どもに教えておこう

玄関には、しめ縄と門松を飾ろう

お正月用の飾りは、スーパーで売っている小さいものでもOK。
玄関にちょっと飾ってあるだけで、かなりのお正月らしさと“非日常感”を演出することができます。
車があるかたは、車のフロント部分にもお正月飾りをつけると子どもは喜びます。
お正月飾りについては、地域により風習が異なる部分もありますが、この時期だけの特別なものです。
お正月に親子で近所を散歩して、それぞれの家の飾りを見て回るのも楽しいものですよ。

お年玉の準備を忘れずに

お正月の風物詩の中で、子どもが一番嬉しいのはなんたってお年玉。
子どもにとってはまさにお正月の象徴です。
その喜びを演出しているのが「ポチ袋(お年玉袋)」です。
ポチ袋に子どもの名前と送り主を書いておくと、まさに「自分だけのもの」感が演出されます。
年末は何かと慌ただしいものですが、ポチ袋や両替など、早めにお年玉の準備もしておきたいものです。
小さなお子さんならお金の管理は親がしても、ポチ袋だけは子どものコレクションとして子どもに管理させてあげるといいですね。

お正月にはBGMとして「春の海」をかけてみては?

お正月によく耳にする、お琴の音色が美しい曲といえば、ご存じ「春の海」。
「お正月」という曲名の方がふさわしいのではと思うほどお正月にマッチし、あの曲を聴くと、まさにお正月を感じるという人も多いようです。
自宅で子どもにお年玉をあげるとき、家族でおせち料理を食べながら、親子でお正月遊びをするときなどに「春の海」をBGMとしてかけておくと、子どもたちも将来、この曲を聴くと、家庭での楽しかったお正月を思い出すのではないでしょうか。
お正月の演出で「春の海」使いたい方は、ぜひ年末のうちに「春の海」の音源やCDなどを入手しておきましょう。

おせち料理は、入れ物や飾りでの演出もポイント

お正月と言えばおせち料理と言いたいところですが、おせち料理は買うのも作るのも大変です。
仮におせち料理は少しでも、入れ物や盛り付け、ちょっとした飾りなどで演出するだけでも、“お正月らしさ”を演出することができます。
お重箱にお正月飾り、そして正月用のお箸、この3大アイテムがあるだけでも、子どもは“非日常感”を味わい、楽しい気分で食べることができます。
年末のうちに、できる範囲で準備しておけるとよいですね。

お正月のあいさつ「あけましておめでとう」を子どもに教えておこう

幼いお子さんには、お正月のあいさつのことを年末のうちに保護者のかたから教えておけるとよいですね。
カレンダーを見せながらまもなく新しい年が始まることを知らせ、大晦日に寝る前に「明日起きたら『あけましておめでとう』とごあいさつしようね」と親子で約束しておくと、お子さんはワクワクしながら眠りにつけるかもしれません。

年が明け、初めてわが子に会ったときは「おはよう」ではなく、「あけましておめでとう」とパパやママから子どもにしっかりと言ってやってほしいと思います。
それだけでも、子どもはきょうの日の“特別感”を感じます。
新年を迎えたその日、「ハッピー」ではなく「おめでとう」と相手をねぎらう言葉が出るのは、日本ならではの風習とも言え、よき伝統としてこの先もずっと残していきたいものですね。

まとめ & 実践 TIPS

最近、「近頃のお正月は、全然お正月らしくない」と毎年のように言われますが、それは、どの人も、自分の子ども時代のお正月がベストと考えているからです。
人は、自分の子ども時代に体験したお正月が、そのまま「お正月」のイメージとして残っていくものです。
どんなに時代が変わっても、「お正月のすばらしさ」は、今の子どもにも味わわせてやりたいし、お正月というものに良い印象を持ち続けていてほしいものですよね。