今まで普通にトイレに行っていたお子さまが、急にトイレが近くなったという経験、ありませんか? 普段なら2時間くらい大丈夫なのに、突然30分おきにトイレに行くようになれば心配ですよね。でも、保護者のかたが焦れば焦るほど、症状が悪化する可能性もあります。

この記事のポイント

  • 急にトイレが近くなる理由は2つ
  • 親の言葉がけもきっかけに? トイレが近くなる原因
  • トイレが近くなった時ほど「気にしない」ことが大事

急にトイレが近くなる理由は2つ

頻尿になる理由は大きく分けて2つあります。※今回は、今まで普通の間隔(2時間程度)でトイレに行っていたのに、突然極端に間隔が短くなった場合です。

一つは、体の問題。膀胱炎などの病気になっていれば、それが原因でトイレが近くなることがあります。排尿の時に痛がったり、熱が出ていたりするのであれば、病院へ行きましょう。

もう一つは、心の問題です。トイレが近くなる理由としては、こちらの方が多いかもしれません。「漏らしてしまうかも」という不安や悲しい出来事……そういったものが原因で、トイレが近くなるのはよくあること。大人も、緊張したり不安になったりすると、トイレに行きたくなりませんか? それと同じです。熱などの症状がなく、何かに集中している時はトイレに行かないのであれば、心の問題と考えてください。

親の言葉がけもきっかけに? トイレが近くなる原因

心の問題でトイレが近くなる理由はたくさんあります。保護者のかたの何気ない言葉がけが原因になっている可能性も。よくあるケースを紹介します。

・トイレに失敗してしまった

子どもの頃は、トイレに間に合わず失敗してしまうことがよくあります。そうすると、「恥ずかしい」「もう失敗したくない」という気持ちになるのはある意味当然です。でもそれが強すぎると、トイレが近くなってしまうことに……。「ちゃんとトイレに行きなさい!」「何で失敗したの!」と叱られたのであれば、その傾向はさらに強くなってしまいます。

・大人がトイレに誘い過ぎている

保護者のかたが、良かれと思ってトイレに誘い過ぎていることも原因の一つ。「トイレには行った?」「本当に大丈夫?」など、何度も声をかけてはいませんか? 失敗させないように、子どもがイヤな気持ちにならないように、という思いなのかもしれません。でも、過剰過ぎるのはNG。定期的に声をかけるのはよいですが、それが子どもを追い込んでしまっていないかを冷静に考えていきたいですね。

・環境が変化して不安定になっている

トイレとは関係ないことが原因になる場合もあります。進級・進学前後、大きな行事の前、きょうだいの誕生、引っ越し……。子どもの周りには、いろんな環境の変化があります。それがストレスで頻尿になるという可能性も。最近子どもの周りで生活に変化はなかったか、考えてみるのもよいですね。

トイレが近くなった時ほど「気にしない」ことが大事

体の問題でも、心の問題でも、一番良い対応は「気にしない」ことです。出る量が少なくても、子どもはトイレに行きたいから行っています。そうすることで、安心を得ようとしています。それを「さっきトイレに行ったでしょ」「また行くの?」と言ってしまったら……余計に不安になってしまいますよね。ですから、トイレに行くこと自体に口は出さないように、見守ってあげてください。過剰にトイレに誘っていたのであれば、それをやめてみてください。

大事なのは、トイレ以外の場面です。思い切り遊びに集中していれば、トイレに行くことを忘れられるでしょう。スキンシップなどを通してお子さまとの関わりを増やせば、気持ちも安定するかもしれません。そうすることで、時間はかかってもトイレに行く頻度は少しずつ減ってくるでしょう。

ただし、「気にしない」は放置することではありません。子どもの体の変化は気にしつつ、口は出さないようにするということです。おしっこや体の状態を見て、「何かおかしい」と思うことがあれば病院を受診してください。

まとめ & 実践 TIPS

トイレはデリケートな問題。頻尿になった時、一番困っているのは子ども本人のはずです。「大丈夫」とおおらかな気持ちで接してあげることで、お子さまに安心感を与えてあげてください。時間はかかっても、それが解決への一番の近道です。