お子さまに習い事をさせたいと思いつつ「今はどんな習い事が人気なんだろう」「みんなどれくらいお金をかけているんだろう」などなど、気になることはいろいろありますよね。最新の小学生の習い事事情について、ベネッセが実施した全国の小学生とその保護者3,096組に聞いたアンケート調査(※1・※2)から、習い事をしている割合や人気の習い事、平均費用などについてご紹介します。
また、ベネッセの保護者向けアプリ「まなびの手帳」をご利用いただいているかたから寄せられた「習い事をやってよかったこと」の声も要注目です(※3)

この記事のポイント

  • 有料の習い事をしている割合は約7割 習い事の数や費用は?
  • 【最新】小学生の習い事人気ランキング! ダンスと野球が急伸
  • 「新たにしてみたい習い事」では親子ともにプログラミングが人気!
  • 保護者世代よりも習い事は多様化
  • 習い事をやってよかったことは? 保護者体験談

有料の習い事をしている割合は約7割 習い事の数や費用は?



※ 小数点第二位で四捨五入としているため、合計が100%とならない場合があります。

有料の習い事をしている小学生は、72%で3人に2人が習い事をしているという結果に。
また、有料の習い事をしている小学生のうち、習い事が1つの小学生は45.2%。2つ以上習い事をしている小学生が54.8%と半数を超えています。

1か月あたりの習い事の平均費用は「1万6,676円」でした。2021年6月に行った調査(※2)時は、1万4,471円。習い事の数や頻度に差異はなかったため、費用増は物価高の影響によるものかもしれません。

【最新】小学生の習い事人気ランキング! ダンスと野球が急伸

小学生がしている習い事のランキングTOP10は、上の表のとおり。1位は「水泳(31%)」で、2021年の前回調査と同様でした。

前回調査と比べると、「英会話などの語学」「ピアノ・電子オルガン」「習字」「サッカー・フットサル」など、実技系の習い事がランクアップ。「ダンス」は、前回のTOP10圏外から7位へとランクアップしました。
一方で、「学校の予習・復習」「計算・漢字」といった日々の学習に関するものは上位にはいるもののランクダウンという結果に。

これらの順位変動の背景には、コロナ禍真っただ中にあった前回調査では、対面での習い事がしづらかったことに加え、今回の調査では習い事への期待として「自分の得意なことを伸ばす(93%)」「自分の好きなことを見つける(92%)」を挙げる保護者のかたが多くなっていることも考えられるかもしれません。

※「学校の予習・復習」は、塾や通信教育など有料の家庭学習の習い事を指します。

男女別の習い事人気ランキングは次のような結果に。

男子では、全体では5位だった「サッカー・フットサル」が20%で3位となりました。女子では、全体では3位だった「ピアノ・電子オルガン」が30%と1位に。

「野球」「武道」は男子のみでランクイン。2021年の前回調査では、それぞれ13位、7位から急上昇。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の活躍や、2023年のWBCで3大会ぶりに日本が優勝したことなどが影響しているのかもしれません。

「ダンス」は男子ではTOP10圏外のところ、女子では前回調査から1つランクを上げた6位(14%)にランクイン。小学校の体育で「表現運動」や「リズムダンス」が指導要領に組み込まれていることに加え、好きなアイドルをきっかけにダンスに興味を持つ小学生が多いことも影響している可能性がありそうです。

「新たにしてみたい習い事」では親子ともにプログラミングが人気!

新たにしてみたい習い事については、小学生では「プログラミング(8%)」、保護者では「英会話などの語学(10%)」が1位に。小学生・保護者共にTOP5に入ったのは「プログラミング」「ダンス」でした。いずれも小学校で必修化されている内容。さらに「プログラミング」は2025年度の大学入学共通テストから、プログラミングの内容を含む『情報Ⅰ』が追加されることとなっているため、より意識が高まっているのかもしれません。

また、小学生では「動画制作」が3位にランクイン。動画を見る機会が多く、見るだけでなく作ることにも興味を覚える子どもが増えている影響がありそうです。

保護者世代よりも習い事は多様化

保護者世代と現在の小学生の習い事事情にも違いがありそうです。保護者世代が習っていた習い事と、現在の小学生が習っている習い事を比較した上の図を見ると、保護者世代が習っていた習い事のTOP5は「水泳」「習字」「ピアノ・電子オルガン」「そろばん」「野球」。人数割合も大きく、特定の習い事に人気が集中していたことがうかがえます。現在の小学生全体のTOP10に入っていない「そろばん」「野球」がランクインしていることも特徴的です。

一方で、現在の小学生では、保護者世代ほど人数割合が大きい習い事がありません。習い事のバリエーションも増えていることから、それぞれの興味・関心に応じて分散している様子がうかがえます。

習い事をやってよかったことは? 保護者体験談

保護者のかたは、どんな点でお子さまが習い事をやってよかったと感じているのでしょうか。人気の習い事ごとに「まなびの手帳」アプリをご利用いただいている保護者から寄せられた声をご紹介します。

いずれの習い事においても、スキルそのものの上達だけでなく、集中力や目標に向かう力、協調性など物事に取り組む姿勢やマインドが培われたことを実感している保護者のかたが多いようです。

水泳

  • 体が丈夫になった。集団行動が苦手だったが、コーチの話を聞くようになった。進級できてやりがいを感じていたようだ。(小学5年生・島根県・ゆうこ)
  • 最初はできないことが少しずつできるようになる体験が、今できないこともがんばると少しずつできると思えるようになっていると感じます。(小学6年生・栃木県・りす)
  • プールで試験に合格し進級できると「やればできる」と自分で感じるようになるようで、成功体験は大事だなと感じる。(小学1年生・大阪府・ラッキーママ)

英会話などの語学

  • 英会話は小学3年生で英検(R)を受けるくらいに成長した。あわせて英語が読めるようになり、ローマ字タイピングができるようになった。(小学3年生・神奈川県・わかめ)
  • 英語の発音が上手になった。(小学1年生・東京都・ちい)
  • 英語への興味から世界への興味が広がり、世界情勢にも意識が向いた。(小学2年生・愛知・やまさ)

学校の予習・復習

  • 勉強する習慣が付いたと思う。(小学1年生・静岡県・まる)
  • 勉強に楽しみながら取り組むようになりました。(小学2年生・大阪府・まり)

ピアノ・電子オルガン

  • 自分から取り組む力。(小学5年生・埼玉県・まむ)
  • 毎日練習に取り組む習慣。(小学5年生・兵庫県・たかちこ)
  • 上達が遅いけれど、毎日練習をこつこつ行えるようになった。発表会や試験など目標に向かってがんばることができるようになった。(小学5年生・東京都・りんご)

習字

  • 字がきれいに書けるので、学校でもほめてもらえることが多く、やる気になるようです。(小学3年生・都道府県不明・ひらたけ)
  • 文字を覚えるのが早かった。間違えることが少なかった。(小学5年生・千葉県・あや)
  • 机に向かう集中力。(小学2年生・山口県・ペッパー)

サッカー・フットサル

  • 体力と集中力がついた。(小学2年生・広島県・ぱぱ)
  • 周りの子よりうまく行かず悔しい時も諦めずコーチに聞くなどして、積極的に取り組むようになった。(小学2年生・北海道・ゆい)
  • 協調性。(小学1年生・茨城県・おぎ)
  • 学校以外の友人ができ、負けて挫折を経験し、競争心や向上心の育成によい環境だったなーと思ってます。(小学3年生・福岡県・オフ日はバイクでブーラブラ☆)

まとめ & 実践 TIPS

習い事は、自分の興味・関心に従って学べるもの。保護者のかたの時代に比べて選択肢も増えているからこそ、お子さまが意欲的に取り組めるものを選んでいけるといいですね。習い事をとおして、スキルそのものの上達はもちろん、集中力や目標に向かう力などがんばる土台となる力を身に付けていけるといいですね。

(出典)
※1
小学生の習い事調査
調査対象:小学1年生〜6年生の子どもとその保護者3,096組 子どもの性別 男子:1,548人 女子: 1,548人
調査期間:2024年2月28日〜29日
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査項目:子どもの習い事の現状や意識、保護者の幼少期の習い事など

※2
小学生の習い事調査
調査対象:小学1年生〜6年生の子どもとその保護者1,236組 子どもの性別 男子:618人 女子: 618人
調査期間:2021年6月11日〜13日
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査項目:子どもの習い事の現状、オンラインでの習い事への受講意向、保護者幼少期の習い事など

※3
2024年2月に行った「保護者のかた向けアンケート」(1,217人回答)に寄せられた体験談をもとに作成。