新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月下旬の時点で、全国的に多くの小学校が休校中です。
文部科学省では「新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けた家庭での学習や校務継続のための ICT の積極的活用について」の検討が行われています。
休校が長期化しそうな状況をふまえて、小学校でもオンライン学習の導入を検討する動きがあるようです。また、一部の小学校では、既にオンライン授業が開始されています。

オンライン授業といっても、いろいろなやり方がありますが、ここではビデオ会議ツールを使用してリアルタイムで開催される授業に、お子さまが初めて参加される場合のサポート方法をご紹介します。

初めてのオンライン授業では、緊張してうまく発言できないこともある

保護者はオンライン授業に参加するための事前準備をしっかりと済ませ、いよいよオンライン授業の当日。なんとかビデオ会議に接続成功!……と思ったら、肝心のお子さまご本人が、画面に大勢のクラスメートが表示されたオンラインの雰囲気に委縮してしまい、先生から発言を求められたとき、恥ずかしがって声を出せなかった、という話はよく耳にします。

お子さまにとっては、新型コロナウイルス流行の影響で、ある日突然休校になり、毎日ストレスを抱えて生活している状況です。そのような状況のなかで、これまで経験したことがないオンライン授業へ参加するためには、心の準備が必要かもしれません。

お子さまもオンラインコミュニケーションに慣れさせておく

オンライン授業で緊張しそうなお子さまの場合は、事前に学校のお友達の保護者や、お知り合いなどに協力をお願いして、まずはオンラインで会話を楽しめる機会を何度か作ってあげるとよいでしょう。
ビデオ会議でお友達と再会して楽しい時間を過ごし、「オンラインってこんな感じなのだな」ということがわかれば、お子さまのオンライン授業に対する不安や緊張が少しは和らぐのではないでしょうか。
心の準備に時間がかかるタイプのお子さまは、「オンライン授業に参加したくない!」と主張されるかもしれません。その場合は、お子さまの気持ちを受け止めつつ、しばらく参加を見送る選択肢もあるでしょう。そのほかの方法として、学校の先生に事前に事情をお伝えすれば、オンライン授業当日は自分側のカメラとマイクをオフにして「授業の見学のみ」で参加できるかもしれません。お子さまは、自身がカメラに映るのは恥ずかしくても、オンライン授業の様子や、クラスメートの表情や発言などは、本当は気になるものです。

保護者も一緒に新しい授業のかたちを楽しむつもりで

新型コロナウイルスで全国的に休校が広がる前まで、日本では、オンライン授業はあまり一般的なものではありませんでした。そのため、今後オンライン授業を開始する小学校が増えていくとしても、しばらくは、多くの学校やご家庭で、試行錯誤しながら対応していくことになるでしょう。

オンライン授業の日は、保護者のかたは、慣れないことをサポートするのにピリピリしてしまいがちです。でも、緊張しているお子さまに小声で横から「ほら、もっと大きな声で!」などと注意したりすると、お子さまはオンライン授業に参加するのが嫌になってしまうかもしれません。

オンライン授業のメリットの一つとして、これまで参観日以外は知ることができなかった学校の授業の様子を保護者も一緒に体験できるということがあります。
もし、お子さまが通う小学校からオンライン授業を開始するという連絡がきたら、ぜひ保護者も一緒に新しい授業のかたちを楽しむつもりで、オンライン授業に臨むお子さまのサポートをしてあげてください。

オンライン授業に向けた保護者の準備については、こちらの記事も参考にしてください。
【オンライン学習】小学校からオンライン授業開始の連絡が!保護者はどう準備する?

出典:文部科学省Webサイト
「新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けた家庭での学習や校務継続のための ICT の積極的活用について」(2020年4月23日発表)
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm

教育情報サイトでは、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)および大阪府の自治体より発表されている、小学校・中学校・高校の休校状況や学校行事延期などの状況をまとめています。
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