この記事のポイント

  • Q:塾代の平均はどのくらい?
  • Q:私立小学校の6年生の塾代は毎月5万円もかかるの?
  • Q:地方都市に住んでいます。塾代は都市圏ほどかからないような気もするけど?
  • Q:中学受験のために4年生から塾に通うと、結局いくらかかるの?

Q:塾代の平均はどのくらい?

文部科学省の「子供の学習費調査」によると、通塾している子ども1人あたりの負担額は、公立小学校4年生の場合、1年間で約12万円、1か月約1万円です。
5年生で1年間約19万円、6年生で約19万円ですから、4〜6年生の3年間で約49万円になります。
この調査は中学受験のためのいわゆる進学塾だけではなく、補習塾なども含まれています。

中学受験を目指すのは主に公立の小学生と思われますが、私立小学校の塾代も参考に見てみましょう。6年生は1年間で約60万円、1か月約5万円です。

Q:私立小学校の6年生の塾代は毎月5万円もかかるの?

「子供の学習費調査」の「学習塾費」は進学塾も補習塾も含めて家庭が負担した金額で、学習塾側が提示している月謝ではありません。
「学習塾費」には入会金や教材費の他、通っている学習塾での模擬試験代や塾に通うための交通費も含まれています。ですので、月謝の平均額としてはもう少し安くなるでしょう。ただし、実際の支払額は塾によって月謝が異なることや、同じ塾であっても受講科目数や通う日数で金額は変化します。

Q:地方都市に住んでいます。塾代は都市圏ほどかからないような気もするけど?

総務省の「小売物価統計調査」には、塾側が提示する月謝の都市別の調査があります。
県庁所在地と人口15万人以上の81市を調べたものですが、東京都区部の月謝平均額は約3万6,000円となっています。2019年の平均額で3万円以上だったのは7市で、一番高額だったのは大津市の約4万円でした。多くは1万円台と2万円台です。
この調査は「5年生、グループ指導、4科目(国語・算数・理科・社会)、週2日または3日、月額」の料金を調べており、中学受験に限定したものではなく補習塾も含んでいます。

Q:中学受験のために4年生から塾に通うと、結局いくらかかるの?

塾によって設定されている月謝や模擬試験代などが異なるので、「ズバリ〇〇〇万円!」と表すのは簡単ではありませんが、一例としてA進学塾の例を見てみましょう。
4年生で約45万円、5年生で約80万円、6年生で約120万円となっています。4年生の初めに入塾して以降、3年間の塾費用合計は245万円ということになります。この金額は月謝を単純に12倍して1年間の費用を算出したものではなく、標準的に組み込まれている夏期・冬期などの特別講習やテキスト代なども含まれています。

このほかに、個別指導を受ければその費用、塾や模擬試験場に行くための交通費などがかかります。また、平日の夕方の通塾時に夕食とは別に軽食をとらせたり、休日の昼食代などによって生活費が底上げされることもあります。

目安としては少し多めの300万円と見積もっておくとよいでしょう。

菅原直子

「らいふでざいん菅原おふぃす」代表。ファイナンシャルプランナー、教育資金コンサルタント。子育て世帯の教育費を中心としたライフプラン相談、進学資金が不足している高校生と保護者向けの教育資金セミナーおよび親が老後破産しないためのアドバイスに注力中。「子どもにかけるお金を考える会」メンバー。子どもは3人。

出典
「子供の学習費調査」文部科学省
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/1268091.htm

「小売物価統計調査(動向編)」総務省
https://www.stat.go.jp/data/kouri/doukou/3.html