この記事のポイント

  • Q:義務教育なのに小学校でも学費が必要なの?
  • Q:小学校、公立と私立の費用はそれぞれいくらかかる?
  • Q:学校外の教育にかける費用にも、公立と私立小で違いはある?
  • Q:高学年の方が学費が高いイメージあるけど、本当?

Q:義務教育なのに小学校でも学費が必要なの?

公立小学校は原則無償です。
入学金や授業料、施設設備費を払う必要はありません。ただし、授業に必要で個人が所有するもの、たとえば上履きや体操服、絵の具や書道の道具などは個人で負担します。給食費や修学旅行の費用も同様です。
私立小学校の場合は、授業料や施設設備費なども支払う必要があります。

Q:小学校、公立と私立の費用はそれぞれいくらかかる?

公立小学校でかかる費用は、1年間で約10万7,000円です。
この金額は学校教育費と学校給食費の合計額で、1年生から6年生までにかかった費用の全国平均です。学校教育費は学校に通ったり学んだりするために必要とされる費用が含まれていて、遠足や社会科見学費、PTA会費、学用品、通学費、制服などです。

私立小学校は、1年間で約95万2,000円です。公立小学校では不要の授業料や、遠方から通学する生徒もいて交通費がかかるため、家庭が負担する費用は公立よりも高額になります。

Q:学校外の教育にかける費用にも、公立と私立小で違いはある?

1年間あたりの平均額は、私立小学校が公立小学校の約3倍です。
公立は約21万5千円、私立は約64万7千円となっています。学校教育の予習・復習・補習学習のための費用である「補助学習費」には学習机の購入費や学習塾の月謝・交通費などを含みますが、別生計の祖父母が援助してくれた費用は除かれています。

そのため、平均的な支出をすべて保護者が負担すると、調査された金額よりも支払額は多くなる家庭もありそうです。
おけいこごとなどの費用である「その他の学校外活動費」は、キャンプなどの野外体験活動や、楽器やスポーツを習ったり鑑賞・観戦した費用、博物館・動物園の入場料・交通費などを含んでいます。
また、ピアノを兄弟2人で使うために購入した場合には、購入費の半分が1人当たり費用として計算されています。

学校外の費用は「わが家はかけない」選択もできるので、表の数字はあくまでも調査の平均値として理解し、参考程度に考えるといいでしょう。

Q:高学年の方が学費が高いイメージあるけど、本当?

はい、学年別の調査によると、学校と学校外あわせた費用はおおむね学年が上がるにつれて高くなっていきます。
ただし、1年生は入学にあわせて準備するものが多いこともあり、公立では6年生に次ぐ2番目、私立では1番高くなっています。

菅原直子

「らいふでざいん菅原おふぃす」代表。ファイナンシャルプランナー、教育資金コンサルタント。子育て世帯の教育費を中心としたライフプラン相談、進学資金が不足している高校生と保護者向けの教育資金セミナーおよび親が老後破産しないためのアドバイスに注力中。「子どもにかけるお金を考える会」メンバー。子どもは3人。

「子供の学習費調査」文部科学省
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/1268091.htm