学校に通うお子さまを持つ保護者にとって、「どんな勉強机を用意したらよいのか」という悩みは尽きないものです。さらに、リビング学習が話題になる中、「そもそも勉強机は必要なの?」というお悩みも。しかし、今回ベネッセが行ったアンケートでは、約80%の家庭で勉強机を用意していることがわかりました。アンケート結果とともに、勉強机があることのメリットや勉強机の選び方についてご紹介します。

 ■調査地域:全国
 ■調査対象:小学生・中学生・高校生のお子さまをお持ちの保護者のかた
 ■調査期間:2021年2月5日〜2021年2月8日
 ■調査手法:WEBアンケートによるベネッセ調べ
 ■有効回答数:312名

この記事のポイント

  • 勉強机はあったほうがいい? 今増えている「リビング学習」や勉強机のメリットとは
  • 勉強机を購入するタイミングは? 購入する前にチェックしておきたいこと
  • 勉強机の購入金額や、選ぶ時重視したことは? 勉強机を選ぶポイント

勉強机はあったほうがいい? 今増えている「リビング学習」や勉強机のメリットとは

入学準備の時期になると、さまざまな勉強机が店頭に並びます。勉強机は子どもが家庭学習をするうえで欠かせないものという印象がある方も多いかもしれません。ですが現在は、家族がいるリビングやダイニングで勉強する「リビング学習」という学習方法を取っている家庭が急増しています。

とくに小学生は学習習慣が身につくまで、主に保護者の方の目が届きやすいリビングで勉強していることも多い傾向にあります。小学生がいつも勉強する場所として、小学1年生は79.2%、小学5年生は81.3%と、8割近くの小学生がリビングで学習しているという結果も今回の調査でわかりました。
(https://benesse.jp/qa/gakushu/20210225-2.html)

そのため、「そもそも子ども部屋を用意するべきかどうか」「学習スペースはどこに用意すればよいのか」と、お子さまの学習スタイルについて悩む保護者も多いようです。

そこで、子ども部屋の有無や、お子さまがふだん勉強している場所について聞いてみました。

(Q1子ども部屋がある・ない)

https://benesse.jp/qa/gakushu/20210225-1.html

今回のアンケートでは、「個室」の子ども部屋がある家庭は約60%、子ども部屋は「兄弟姉妹と同室」という家庭が約20%、子ども部屋が「ない」家庭は約20%という結果でした。

(Q2いつも勉強する場所)

https://benesse.jp/qa/gakushu/20210225-2.html

子どもがいつも勉強する場所は、「リビング」が約50%、「自分の部屋」が約40%と、9割のお子さまは、リビングか子ども部屋で学習していることが分かりました。

リビング学習では、「まったく音がしないよりも、生活音など自然な音があるほうが集中できる」「家族の目があるので勉強のモチベーションが上がる」「親子のコミュニケーションがとりやすい」といったメリットがあり、リビング学習を取り入れる家庭が多くなっています。

一方で、勉強机を用意することにもメリットがあります。勉強机はお子さまのパーソナルスペースになります。自分だけの場所で、自分の持ち物を整理整頓したり、管理したりすることで、自立心を育てることができ、基本的な生活習慣を身につけることにもつながります。

それぞれのメリットを活かせるように、リビングに勉強机を用意する家庭も増えているようです。

ちなみに今回の調査結果を学年別に見てみたところ、中学2年生以上になるとメインで勉強する場所が、リビングから自分の部屋に変わっていくことがわかりました。いつも勉強する場所として「自分の部屋」と回答した結果を学年別に見てみたところ、小学1年生は16.7%でした。中学1年生だと32.4%と少し増え、中学2年生で52.8%と各段に増えます。高校1年生では61.3%で、それ以降は大きく変わらず、60%以上の高校生が自分の部屋で勉強していることがわかりました(https://benesse.jp/qa/gakushu/20210225-2.html)。

勉強机を購入するタイミングは? 購入する前にチェックしておきたいこと

では、お子さまのいる家庭では、勉強机をどのようなタイミングで購入しているのでしょうか。

(Q3勉強机の購入時期)

https://benesse.jp/qa/gakushu/20210225-3.html

勉強机の購入時期について聞いたところ、「小学校1年生」で購入した家庭が約56%と半数を占めました。また、「購入する予定はない/購入していない」という家庭も約25%ありました。

勉強机を購入するタイミングは、小学校に入学する時が最も多く、それ以外のタイミングは家庭によってバラつきがありますが、約75%の家庭で勉強机を用意していることがわかります。小学校入学時に勉強机を用意してあげることで、お子さまの勉強に対するモチベーションも高まりそうですね。

勉強机を購入する前には、子ども部屋やリビングなど設置する場所を決め、部屋のレイアウトとともに設置場所のサイズを確認するのを忘れないようにしましょう。兄弟がいる場合は、下のお子さまの机を購入するタイミングや机を置くスペースも考慮しておけると安心です。

勉強机の購入金額や、選ぶ時重視したことは? 勉強机を選ぶポイント

次に、購入した勉強机の金額や、選んだ時に重視したポイントについて聞きました。

(Q4勉強机の購入金額)

https://benesse.jp/qa/gakushu/20210225-4.html

勉強机の購入金額は、「1万円以下」が13.2%、「2万円以下」が16.9%、「3万円以下」が17.8%と、3万円以下の勉強机を購入した家庭が約半数を占めました。一方で、「それ以上(5万円以上)」と比較的高額な勉強机を購入している家庭は28.8%でした。長ければ6〜9年使う机であることを考えれば、高額でもその分高性能な机を選んであげたいという方が多いのかもしれません。

(Q5勉強机を選んだ時重視したこと)

https://benesse.jp/qa/gakushu/20210225-5.html

勉強机を選ぶ時に重視したポイントは、多い順に「デザインや色」(47.5%)、「サイズ」(24.2%)、「価格」(12.3%)、「素材」(8.7%)、「学習に集中できるか」(5.5%)という結果になりました。

最近では、机に棚・引き出し・ライトなどがセットになったいわゆる「学習机」タイプのものだけでなく、大人になっても使えるシンプルなデザインの机や、リビングに置いても邪魔にならないコンパクトな勉強机も人気があるようです。

勉強机を選ぶ時は、家のインテリアに合う、あるいはお子さまが選んだ色やデザインのものの中から、サイズや価格で絞り込んでいくと選びやすいでしょう。勉強机の素材については、傷つきにくい加工をしたものや天然木でつくられたものなどが人気です。

また、小学生と高校生では、必要な勉強道具や学用品の数も変わります。小学生なら教科書とノートが広げられれば十分ですが、高校生だとさらに問題集や辞書、パソコンなどが必要になるでしょう。勉強机のサイズに困ったら、天板の広さはもちろん、引き出しの収納力がより高いものを選ぶのもおすすめです。

勉強机を選ぶ時には、設置する場所とともに、何年生まで使うのかをイメージし、お子さまが実際に学習する姿を想像してお子さまと一緒に選ぶことが大切です。

まとめ & 実践 TIPS

自宅で学習習慣を身につけてもらうためには、お子さまにとって長く使い続けられる勉強机を選んであげることが重要です。お子さまから好きなデザインや色などの希望も聞きつつ、その後成長してもずっと使い続けられる勉強机であるかどうかを考慮しながら、用意してあげましょう。