高校生のお小遣い事情はどんな状況なのでしょうか。高校生にもなると、欲しい物の値段が高かったり、友だち付き合いがあったりして、お子さまにお小遣いアップをお願いされる場面もあることでしょう。この記事では、高校生のお小遣いの金額や相場、使い道などをご紹介します。ご家庭でお小遣いについて考え、家族で話し合うときなどに参考にしてみてください。

この記事のポイント

  • Q:高校生にお小遣いあげている? 金額は? 相場はどれくらい?
  • Q:高校生のお小遣いの使い道 何に使っているの?
  • Q:お小遣い豆知識!
  • Q:お小遣いのトレンドは?
  • Q:高校生のお小遣い、注意事項ってある?

Q:高校生にお小遣いあげている? 金額は? 相場はどれくらい?

高校生の76%がお小遣いをもらっています。
もらい方は、毎月など「定期的」が多く、お小遣いをもらっている高校生の約7割を占めています。残り3割は必要なときに「その都度」受け取っています。

1か月のお小遣い額は5〜6,000円台が多いようです。学年や性別によって平均額は多少前後しますが、複数の調査で中央値は5,000円となっています。

Q:高校生のお小遣いの使い道 何に使っているの?

使い道はさまざまですが、「外食・軽食・おやつ」に使う高校生が多いようです。これは1年生から3年生まで同じ傾向が見られます。グラフは主な使い道を抜粋したものですが、これらの他、携帯・スマホの利用料金や学校の教材費、部活動費をお小遣いで払っていたり、募金や寄付をしたりしている高校生もいます。

Q:お小遣い豆知識!

お小遣いの金額に「絶対」はありません。お小遣いを通して我が子に何を学んでもらいたいのかを意識しながら、金額や渡す頻度を決めればよいのです。

次のグラフは50年間の高校生のお小遣い額の推移です。景気の良かった時期のお小遣いが特に高いということでもなさそうですし、過去の保護者も悩みながらお小遣いの金額を決めていたのかもしれません。

Q:お小遣いのトレンドは?

お小遣いは、進学して一人暮らしをしたり社会人になったりしてから、家計のやりくりができるようになるための練習道具という考え方があります。このお小遣いをタダでもらえたり、年齢にあわせて自動的に金額が増えたりするようでは、お金を得るための労働への意欲や知識が育たないという意見が、以前よりも見られるようです。お小遣いは、お手伝いという労働の報酬スタイルが増えていくのかもしれません。

また、お小遣いは現金で渡す方法が一般的でしたが、最近は電子マネーで渡すケースもあるようです。

Q:高校生のお小遣い、注意事項ってある?

高校生になると多額のお年玉をもらったりアルバイトを始めたりして、保護者の認識以上のお金を持っていることがあります。目的をもって稼ぎ、使い道も高校生にふさわしいものであれば、金額の多さを心配する必要はありません。

一方、多額のお金に振り回されるようでは困ります。子どもと十分にコミュニケーションをとって、持っているお金と使い道について保護者も知っておくようにしましょう。その際、事細かに使い道に口を出すのはNGです。社会人の先輩として見守りながら、必要に応じてアドバイスするようにしましょう。

菅原直子

「らいふでざいん菅原おふぃす」代表。ファイナンシャルプランナー、教育資金コンサルタント。子育て世帯の教育費を中心としたライフプラン相談、進学資金が不足している高校生と保護者向けの教育資金セミナーおよび親が老後破産しないためのアドバイスに注力中。「子どもにかけるお金を考える会」メンバー。子どもは3人。

「高校生の消費生活と生活設計に関するアンケート調査(第2回)」
公益財団法人生命保険文化センター
https://www.jili.or.jp/press/2017/nwl1.html

「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」
知るぽると 金融広報中央委員会
https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/kodomo_chosa/2015/

「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成19年以降)」
知るぽると 金融広報中央委員会
https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2020/hist.html