中学生になっての大きな変化のひとつが、「定期テスト」という嫌でも定期的に自分の学力を確認せざるを得ない機会があることではないでしょうか。このサイクルを上手に活かせば、自分で計画し勉強できるようになる「自走」の基礎を固めることができます。保護者としては、この基礎固めをうまく誘導、サポートしたいところ。とはいえ、反抗期の中学生に、昔のようなべったりサポートは難しいことも……。中学生から寄せられる勉強法の相談例を元に、程よい距離感のサポート方法をご紹介します!

(勉強法アドバイザー 七海)

この記事のポイント

  • 「内申点?何それ?」〜言われないと何をしていいかわからないタイプ〜
  • 「やれやれ言うから、やる気をなくすんだよ!」〜危機感はあるけど行動に移せないタイプ〜
  • 「……(返事がない。眠っているようだ。)」〜家でぐったりタイプ〜

「内申点?何それ?」〜言われないと何をしていいかわからないタイプ〜

相談例:「定期テストって何ですか?いつから何をしたらいいんですか?」

中1の最初の頃に多い相談です。これが、中2・3になると、「受験勉強って、いつから何をしたらいいんですか?」という相談に進化します。

「いつ、何をすればいいかわからない」というタイプの場合、大まかなスケジュールを示してあげると安心して自分なりのプランが描けるようです。保護者のかたは定期テストや受験に向けたモデルプランを示してあげるなどして協力をしてあげるとよいでしょう。ポイントは保護者のかたがガチガチに計画を立てるのではなく、何を・いつ・どれくらいやるかは、自分で決められるようにするのが、自主性を伸ばすポイントです。

「やれやれ言うから、やる気をなくすんだよ!」〜危機感はあるけど行動に移せないタイプ〜

相談例:「〇〇のせいで、勉強をやる気が出ません。」

学年問わず、年間通してよくある相談です。〇〇には、「おうちのかたからの小言・ゲーム・マンガ・スマホ」などが当てはまります。

「今やろうとしていたのに!」と言うタイプの場合、「やらなきゃマズイ……」という危機感はある場合が多いので、怒りたい気持ちは一旦ぐっとこらえてあげてください。
そして、勉強を始めるきっかけを与えてあげましょう。たとえば、「夕飯の支度と宿題、今から始めてどっちが早く終わるか競争だ!」などと、どちらが有効に時間を使えるか勝負をふっかけるのも一つの手。

また、資格・検定試験の合格などを目標に、一緒に日々勉強してみるのもいいかもしれません。ゲームも勉強も、一緒にやってくれる好敵手がいれば燃えるものですからね。

「……(返事がない。眠っているようだ。)」〜家でぐったりタイプ〜

相談例:「学校で疲れて、家ですぐ寝てしまいます。」

中1生に多い相談です。慣れない授業・部活・生徒会・登下校などで、疲れもたまりますよね。この場合、「勉強しなさい!」と言うのではなく、まずは「お疲れ様」などの寄り添いの言葉をかけてあげてほしいと思います。

もし、ご自身が疲れて帰ったときに、「ご飯まだぁ?!」と言われたら……。ツライですよね。
相手をねぎらいつつも、休日は習慣として机に向かえるように声かけをしてあげたり、スキマ時間で取り組めるようなアプリ・勉強法を調べて教えてあげたりするなど、お子さまの必要に応じてサポートしてあげましょう。

まとめ & 実践 TIPS

学習や進学に関する情報があふれている中、さらに多感な中学生の時期に、保護者としてどの程度子どもの勉強にかかわっていくかは悩ましいところです。
色々と先回りしてかかわりたい気持ちを少し我慢して、お子さまから助けを求められた時に、さまざまな情報や手段、選択肢をさりげなく示してあげられるような、そんな程よいかかわり方ができたらよいですね。

七海あかり

アドバイザー歴2年
自分自身が勉強や進路選択で悩んだ経験を同じように悩んでいる子どもたちのために役立てることができれば、という思いからアドバイザーに。簡潔に、わかりやすくアドバイスを伝えることを心がけている。
座右の銘:死ぬこと以外かすり傷