小学校で習う漢字1026字のうち、1年生では80字、2年生では160字の漢字を学習します。
低学年でも、読みが複数ある漢字や画数の多い漢字は間違えやすいので、注意が必要です。1年生・2年生のうちから漢字に苦手意識を持ってしまうと、その後の積み上げで苦労してしまうかもしれません。
そこで、今回は1年生・2年生の間違えやすい漢字をランキング形式でご紹介します。お子さまが漢字に苦手意識を持つことなく、これから習っていくいろいろな漢字に興味を持てるようサポートしてあげてください。

この記事のポイント

  • 【1年生の間違えやすい漢字ランキング】
  • 【2年生の間違えやすい漢字 ランキング】
  • 【1・2年生 漢字学習ポイント】

【1年生の間違えやすい漢字ランキング】

1位 足(た・す)…かずを足す。
2位 早(ソウ)…かぜをひいて早たいする。
3位 田(デン)…水田がひろがる。
    青(セイ)…村の青年
5位 正(まさ)…きのう正ゆめをみた。

※ベネッセコーポレーション調べ
※1年生で習う漢字は少ないため、発表は1位から5位までとしています。
 

1年生で漢字学習が始まるのは、多くの小学校で秋以降です。
1年生は、漢字の複数ある読みの中で、なじみのないものを間違うケースが多く見られます。1位の「足」は「あし」という読みは理解しているものの、「足す」や「足りない」といった読み方でミスしてしまう子がいます。

3位の「田(でん)」「青(せい)」なども、それぞれ「た」や「あお」といった一般的な読みは理解はしているものの、なじみのない読み方では誤ってしまうケースが多いようです。

2位の「早たい」、5位の「正ゆめ」は、誤答だけでなく無回答のケースもあります。

「はね」や「はらい」がしっかりできずにミスになるケースもあります。3位の「青」は「はね」が、1位の「足」は「はらい」がきちんと書かれていないと、厳しい採点では誤りであると判定されることがあります。

【2年生の間違えやすい漢字 ランキング】

1位 戸(コ)…戸外であそぶ。
2位 広(コウ)…ざっしの広こく。
3位 思(シ)…思考力をのばす。
4位 考(コウ)…思考力をのばす。
    直(ただ・ちに)…直ちにあつまれ。
6位 細(サイ)…竹を細工する。
7位 雲(ウン)…大星雲を見る。
    里(リ)…三里はなれた村。
9位 頭(ズ)…ぼうさい頭きんをかぶる。
10位 秋(シュウ)…立秋をすぎる。
    買(バイ)…車の売買。

※ベネッセコーポレーション調べ

2年生になると、同音異字を習うことも増えるため、混同してしまうケースがあります。
1位の「広」では、2年生で習う同音異字である「交」や「光」と間違えてしまう子が多いようです。

また、3位・4位の「思考」、6位の「細工」、7位の「星雲」、10位の「売買」など、ふだんあまり使わない難しい熟語は、間違えてしまう傾向があります。一つひとつの漢字の読みや意味は理解していても、問われている熟語の意味がわからないと、どんな漢字を用いるか思いつかないことがあるようです。

字形のミスもよく見られます。
4位の「直」では、部首の「目」の部分を「日」にしてしまったり、中の横棒を4本にしてしまったりするミスは、よくあるケースです。
7位の「里」や9位の「頭」も横棒の数が多かったり、少なかったりするケースが多いようです。

【1・2年生 漢字学習ポイント】

漢字学習初期の1年生・2年生では、「とめ」「はね」「はらい」や横棒の数といった字形の間違いが多く見られます。
また、なじみのない読みや、難しい熟語の意味がわからず、正しい漢字を書けないというケースもよくあります。これは、語彙力がないことが漢字を書けない原因になっていると考えられます。そのため、普段の学習から次の点を意識して取り組んでいきましょう。

  • ・「とめ」「はね」「はらい」や線の数といった字形は、子どもだけでは見落とすことも多いため、保護者も一緒に確認する
  • ・字形を正しく理解するために、一画一画書き順を一緒に確認し、空書きする
  • ・音読みと訓読みを確認するだけでなく、それらの読みを使った熟語とその意味も確認する

まとめ & 実践 TIPS

漢字学習では「とめ」「はね」「はらい」といった字形、書き順、読み方、熟語など、押さえるべきポイントがたくさんあります。
そのため、お子さまも「気をつけなければいけないことばかりで難しい」「覚えるのが大変」と苦手意識を抱いてしまうかもしれません。そうならないためには、漢字に興味を持って楽しく学べるようなサポートをしてあげることがポイント。
「魚という字は、魚を縦にした絵からできたんだよ」と象形文字の成り立ちを解説したり「火という字は、どんな絵がもとになっているのかな?」とクイズを出したりしてみましょう。無機質に感じられた漢字を、いきいきと楽しくとらえられるようになるはずです。
楽しく学んでいくことが苦手を作らない一番のコツ。親子のコミュニケーションを通して、語彙力を増やしたり、熟語の意味の理解を進めていくのもいいですね。

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出典
小学生の漢字力に関する実態調査 2013
https://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=5370