「勉強したいけれど、毎日学校に部活に行事に習い事に……とにかく忙しくて、テスト勉強する時間がないです」
定期テストの時期がくるたびに、こんな相談が多く寄せられます。

勉強のやる気はあるのに時間がなくてどうすればいいのかわからないという状況は、もどかしくて辛いはず。
今回は、そんなお子さまたちに合った勉強法やサポートのポイントをお伝えしていきます。

(勉強法アドバイザー 涼宮)

この記事のポイント

  • 学校にいる時間を最大限活用する
  • いつ・なにで・どう忙しいのか整理して計画を立てる
  • 提出物を大切にする、やることを絞り込む

学校にいる時間を最大限活用する

私たちアドバイザーは、忙しくて時間がないと悩むお子さまには「まず学校の授業を大切にすることから始めよう」とアドバイスしています。
部活や習い事の量によって自宅で勉強できる時間は変わってきますが、学校で授業を受けている時間はみんな同じ。その時間をいかに有効活用できるかがカギとなるのです。
「集中して先生の話を聞く」「わからないところがあれば授業後に先生や友達に質問して解決する」、こういったことから徹底していきましょう。

そして家に帰ったら、さっとでもいいので教科書やノートを振り返って、どんなことを習ったか、ギモンは残っていないか確認。
さらに、課題を感じている教科・単元の場合は「授業で解いた問題を自分の力だけで解き直してみる」「習った範囲のワークを解く」までできるとバッチリです。

当たり前ですが定期テストで主に出題されるのは授業の内容なので、日々「わからない」を残さないようにしておけば、テスト前の負担はグッと減らすことができるはずです。
定期テスト直前はもちろん、テストまでまだ時間がある場合はとくに「テスト前の自分を助けることになるよ」と声をかけるなどして、お子さまの授業に対する意識を上げるきっかけづくりができるといいですね。

いつ・なにで・どう忙しいのか整理して計画を立てる

そのうえで、定期テストに向けては2週間前からを目安に本格的な対策を始めていきたいところですが……。
テスト前もそれ以外も忙しくて、自宅での勉強時間がなかなかとれない!
そういった場合には、いつどんな予定があって忙しいのか、一度整理してみましょう。

おすすめは、1日のスケジュールを円グラフにしてみるという方法。
睡眠時間・学校・部活・習い事・食事・お風呂の時間など、決まっている予定をどんどん書き込んで埋めていくと、1日の中で空いている時間=勉強に使える時間がどこにどのくらいあるか一目でわかります。
それに合わせて学校の提出物やテスト範囲の勉強などの「やるべきこと」をやる時間を決めると、無理のない勉強計画を立てることができるのです。
また、「今日のこの時間はコレをやる」とやるべきことが決まっていると、時間をムダにせずすぐに勉強をスタートできて効率的!

毎日忙しく過ごす中でも、「夕食〜お風呂までの間」「寝る前の10分」など、空いている時間やなんとなく過ごしてしまっている時間、ちょっとしたスキマ時間がきっと見つかると思いますので、ぜひお子さまと一緒にスケジュールを確認してみてください。

提出物を大切にする、やることを絞り込む

そして、テスト前の具体的な対策として一番大切にしてほしいのは、各教科の提出物(課題)です。
先生がテスト前にワークやプリントを提出課題にするのは、「テストに向けて最低限これだけはやっておいてね」というメッセージ。
しかし、お子さまからは「提出物が多くてテスト勉強できません」といった相談が多いのが現状です。
「課題=テスト勉強」という認識で1問ずつしっかり理解しながら取り組んで、まちがえた問題の解き直しまで行えるといいですね。

また、限られた時間で効率よくテスト勉強を進めるためには、忘れてしまっているところやニガテに絞って対策することも重要です。
「できる」という感覚は楽しいしやる気も出るので、ついわかっているところを勉強してしまいがち。
でも、わからないところを「わかる」に変え、解けない問題を解けるようにしてこそ、点数は伸びます。
お子さまが優先順位に迷われたときは、ニガテ教科やワーク・小テストなどでまちがいが多かった部分から勉強するようアドバイスしてあげるのがおすすめですよ。

まとめ & 実践 TIPS

毎日の授業に加えて部活や習い事、さらにはテスト勉強と一杯一杯になってしまったとき、一番近くで寄り添えるのは保護者のかたです。
お子さまの勉強のやり方を尊重しつつ、悩んでしまったときには道筋を示してあげることで、少しでも気持ちを軽くしてあげることができるといいですね。

涼宮未那美

アドバイザー歴6年。
勉強、部活、人間関係と悩みが絶えなかった自身の中学時代の経験を生かして、少しでも子どもたちの力になれたらという思いからアドバイザーに。
できる限り相談者と同じ目線に立って一つひとつの悩みや不安に真摯に向き合い、寄り添いや共感の言葉を交えながら心に響くアドバイスができるよう心がけている。
座右の銘:ナンバーワンよりオンリーワン
趣味:愛犬を愛でること、好きなバンドのライブに行ったりグッズを集めたりすること