勝訴判決を受けた記者会見を終えようというとき、元プロボクサー・亀田興毅氏が「最後に一言」と切り出した。

「亀田劇場の復活には、亀田史郎という名物親父が必要ではないでしょうか」

かつて、暴言などによってライセンス更新を認めない「永久追放処分」を受けた父・亀田史郎氏のボクシング界復帰に向けた動きを進めていることを明らかにしたのだ。

●失敗した父親に再チャレンジを

興毅氏ら「亀田三兄弟」とその所属事務所が、日本ボクシングコミッション(JBC)の処分によって国内で活動ができなくなったとして、JBCと理事らを相手取った裁判で、東京高裁は2月24日、処分を違法とした1審判決を支持し、賠償額を計4550万円から計1億円に増額する判決を下した。

「2ラウンド目」も勝訴となったことを受けて、亀田氏側は記者会見を開いたが、その終わり際、報道陣に疑問を投げかけた。

「有名人は失言したら、2度とメディアに出ることができないんでしょうか」

元トレーナーの父・亀田史郎氏は2010年、興毅の試合判定に納得いかず、JBC関係者を「恫喝」したとして、ライセンス資格取り消し処分を受け、ボクシング界から永久追放処分となっている。

「父親はボクシング好きなんで、ボクシングの世界を望み続けましたが、あれから10年、座敷牢にいる状態です。親父は三兄弟をチャンピオンにして、トレーナーとしての実績は申し分ない。自分にとっても、大毅、和毅、姫月にとっても親父は世界一の親父です」

ボクシングジム「3150ファイトクラブ」の会長をつとめる興毅氏らが、「水面下では、ライセンス復活をJBCに現在求めて」いるという。

「自分が西日本ボクシング協会に所属しているので、協会の最終判断に委ねられているところです。『亀田劇場』の復活には、亀田史郎という名物親父が必要ではないでしょうか。家族一丸となって戦っていけるように、みなさんのお力を貸していただけたら」

「3150」という名称には、再興の意味合いも含んでいるそうだ。

「自分の父親の亀田史郎を再興させたあかつきには、『親父、どんなもんじゃい』と言いたいです」