牛丼チェーン店「吉野家」西新宿8丁目店(東京都・新宿区)に「人員不足の為休業いたします」とする貼り紙が出ていたとして、話題になった。5月1日からは営業を再開し、ゴールデンウィーク(GW)明けの9日までは、7時から17時までの短縮営業を続けるという。

吉野家の広報担当者によると、一部店舗を休業したのは、GW前後になると、パート・アルバイトから長期の休暇取得やシフト変更の依頼が多いため。全国にある1196店舗(2023年3月末時点)のうち、複数の店が改装やシフト調整の関係で、GW中も休業しているという。

「勤務については、個別の店はもちろん、エリア全体でも管理し、繁忙期を中心に、不足する時間帯などスケジュールを調整して支援体制を組む仕組みとなっています。春はパート・アルバイトが入れ替わる時期のため、毎年、人手が充足しているとはいえない状態です。年明けからは、採用に力を入れている」(広報担当者)

短縮営業対象となった都内のある店舗に5月2日午前11時半ごろに訪れると、男性店員1人がほぼワンオペ状態。店員によると、ビジネスパーソンらが多く来店する正午前後の時間帯に、人手不足を特に感じるという。「お店が回らなくなると、エリアマネージャーから急に(当該店舗を)休業にすると伝えられることもあるんです」と明かした