NHKは4月25日、人気グループ「TOKIO」の山口達也さんが強制わいせつの疑いで書類送検されたと報じた。

NHKによると、山口さんは今年2月、東京都・港区の自宅マンションに女子高生を呼び出して無理やりキスをするなど、わいせつな行為をした疑いが持たれている。FNNによると、山口さんは、この女子高生とNHKの番組で知り合っていたという。

山口さんが所属するジャニーズ事務所と被害者側が話し合って、被害届を取り下げる手続きをおこなったということだ。警視庁広報は、弁護士ドットコムニュースの取材に「まだ情報が入ってきていない」としている。

●刑法改正で強制わいせつは「非親告罪」に

強制わいせつ罪は、2017年の刑法改正によって、被害者の告訴がいらない「非親告罪」となっている。被害届は取り下げのようだが、非親告罪ということもあり、山口さんは書類送検され、検察による取り調べ・捜査がつづくものとみられる。ただ、今後、山口さんが起訴される可能性について、刑事事件にくわしい冨本和男弁護士は「低い」とみる。

冨本弁護士によると、今後起訴されるかどうかは(1)これまでの素行や本人の考え方等に問題がないか、初犯であるかどうか(2)これまでの生活環境等に問題がないか(3)犯行の態様が悪質だったかどうか(4)2人の関係はどうだったか(5)呼び出したときの状況や、部屋でのやりとりはどうだったか(6)本人が反省しているか、再犯の可能性はないか(7)被害者に謝罪しているか、示談しているかどうか、被害者に処罰したいという感情の残っているか(8)適切な監督者がいるか――など総合的に判断されるという。

NHK広報によると、4月25日・26日にEテレで放送予定だった、山口さん出演の「Rの法則」の放送を中止して、別の番組に変更することにした。山口さんは2011年3月の放送開始からレギュラーとして出演。担当者は「降板などについてはまだ決まっていない」としている。

(弁護士ドットコムニュース)