絶景、グルメ、お祭り......旅のお楽しみは何ですか? リゾートホテルを除けば"オマケ"になりがちな宿選びですが、目的になり得るユニークなホテルがあります。どれも人気ですが、いつかは泊まってみたい! そんな3つのホテル、ホステルを紹介します。

どんな非日常がお好みですか?

○注文の多いお宿 檸檬ホテル

香川県の豊島という小さな島にある、築90年の古民家をリノベーションしたホテルです。周りには400坪のレモン畑が広がり、併設された「レモン小屋」では、星を見ながらお風呂に入れます。食事は、地元でとれた魚、レモン、オリーブオイルにこだわっています。宿泊ができるのは1日1組だけ。定員は2〜6人です。

最大の特徴は、泊まっている間に厳守すべきルールがあることです。宿泊者は、お互いのことを「センパイ」「コーチ」「きみ」もしくは下の名前で呼ばなくてはいけない、隠していた愛情を口に出して伝えなくてはならないなど、5つの項目があります。チェックアウトする頃には、宿泊者同士の関係が少し変わっているかもしれませんね。

実はこのホテル、「瀬戸内国際芸術祭2016」の作品でもあります。宿泊する他にも、見知らぬ2人でカップル体験をするインスタレーション「ほほ檸檬」も実施中。

ホテルの休館日は原則、月・火曜。1部屋1泊4万3200円。夕食1人6480円。インスタレーションは火曜定休、鑑賞料500円が必要です。

○ロボット相手に心がほっこりするらしい へんなホテル

ロボットが接客する近未来の宿泊施設として、国内外の話題を呼んでいるのが長崎県佐世保市にある「変なホテル ハウステンボス」です。フロント係も、ポーターも、調理も、ステージに上がるダンサーも全てロボット! SF映画の中に入り込んだような感覚になること請け合いです。

ホームページには「どこか温かみを感じるロボットたちとの楽しいひとときに、心をくすぐられることでしょう」と書かれています。機械的なイメージですが、ほっこりポイントはどこにあるのか、一度は泊まって確かめたいところです。

部屋は、スタンダード、スーペリア、デラックスの3種。料金は、スタンダード1泊2人1万5200円〜。ハウステンボスのほか、千葉県「変なホテル 舞浜 東京ベイ」、愛知県「変なホテル ラグーナテンボス」もあります。

○BED AND BREAKFAST(寝床と朝食)ならぬBOOK AND BED

「好きな本を読みながら寝落ち」が目的の泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」は東京・池袋にあります。エレベーターで8階に到着すると、落ち着いた照明の下、3000冊以上の本に囲まれた空間が広がります。

部屋は、本棚と本棚の間に挟まって寝ると表現した方が適切かもしれません。2段ベッドや寝台車のような半プライベートな空間で、読書灯に照らされながら静かにページをめくる体験は、初めてでもどこか懐かしい気分にさせられるから不思議。

トイレとシャワーは共同。泊まる"スペース"は、スタンダードとコンパクトの2タイプで、料金は1泊1人4500円〜です。京都と福岡にもあります。