最近なんだか髪の毛にボリュームが出ない、分け目がパックリしてきた...そんなお悩みを抱えているアラサー女性が増えてきているんだとか...。そこで今回は、女性の薄毛治療の第一人者である、順天堂東京江東高齢者医療センター 皮膚科科長の植木理恵先生に、アラサー女性の薄毛についてお話しを伺ってみました。

あなたは大丈夫? 薄毛を招く日ごろのNG習慣

まずは、以下のような生活を送っていないかチェックしてみましょう! ひとつでも当てはまるものがあったら、薄毛が進行してしまう可能性がありますよ。

偏った食事や睡眠不足など不健康な生活血流が悪く、身体がいつも冷えているかぶれやすいのにヘアカラーを続けているポニーテールやカチューシャ、同じ分け目など髪型がいつも同じ洗い立ての状態からスタイリングブローをしつつ乾かしている

普段の生活でついついやってしまいがちなことばかりですが、まずはNG習慣を見直していくことが大切ですよ!

こんな人は要注意! アラサー世代に多い薄毛は3タイプ

実はひとくちに薄毛と言っても、さまざまなタイプがあるんです。NG行動を見直すことにプラスして、自分のタイプに合った対策を取り入れられるとより◎! アラサー女性に多い、3タイプをご紹介します。

タイプ1:同じ箇所に負担をかけすぎている『牽引性脱毛症』ポニーテールやカチューシャ、お団子など毎日長時間髪を引っ張るようなヘアスタイルをよくやる人に多いのがこのタイプです。

【対策】ヘアスタイルを小まめに変えるか、分け目を変えるなど、同じ場所に負担をかけすぎないようにしましょう。また、髪や地肌の負担をやわらげるために、自分の肌質に合ったシャンプーを選んだり、ヘッドマッサージで血流をよくしてあげることもおすすめ♪

タイプ2:脱毛を招く男性ホルモンが優位な状態の『女性男性型脱毛症(FAGA)』毛が細くなって額や分け目が広がったり、もしくは頭頂部が薄くなってきた! という人はこのタイプ。FAGAは、40歳を過ぎて女性ホルモンが少なくなってくると症状が現れやすくなります。

【対策】アラサー女性でも不規則な生活が続き、仕事やプライベートでの精神的ストレスをため込んでいると男性ホルモンが優位になることがあるので、自分のためのリラックスタイムを設けたり、良質な睡眠をとるように心がけましょう。

タイプ3:本来成長期にあるべき毛根が休止期に入ってしまった『休止期脱毛症』部位が限られるわけではなく、全体的に本数が減って薄くなってきた! という人はこのタイプ。ストレスや過度なダイエット、甲状腺機能の低下、貧血の人などが考えられます。

【対策】原因はまだしっかり解明されていないのですが、冷えをなくして身体全体の血流を良くしたり、生理不順の改善や食生活の見直しなど、髪や身体に良い生活を心がけて。悩んでいる方は薄毛治療をしている皮膚科に相談してみましょう。

髪の健康は身体の健康があってのもの。髪に元気がなくなってきたな、と思う人はまずは健康な生活を心がけ、髪への負担を減らしていきましょう!

お話を伺ったのは...
順天堂大学医学部皮膚科学先任准教授/順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター
皮膚科長 植木理恵先生
1988年、順天堂大学医学部卒業後、同皮膚科学教室入局。ロンドン大学王立医科大学院皮膚科研究生、順天堂大学医学部皮膚科助手・講師などを経て同先任准教授となり現在に至る。著書に『おとなのヘアケア読本』(技術評論社)など。

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