間違えないで!脇汗とワキガは違います


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

「脇の汗」で悩んでいる多くの人は、「自分は『ワキガ』なの…?」と思ったことがあるのでは?確かに脇汗には臭いがありますし、ワキガは自分では気がつきにくいと言われますから不安になるのもわかります。

ですが、根本的に脇汗とワキガは別物。
いずれも汗が原因ですが、汗の出る汗腺(かんせん)が異なります。暑い時や運動をした時などに出る汗は「エクリン汗腺」から、ワキガの場合は「アポクリン汗腺」から出ており、成分も見た目も違うものです。

■エクリン汗腺
無汗腺症でない限り誰しもが持っていますが、このアポクリン汗腺は、遺伝的に生まれつき数が決まっています。アポクリン汗腺が生まれつきない人は、ワキガになることはありません。

■アポクリン汗腺
アポクリン汗腺から出る乳白色の汗は、脂質やタンパク質などを含んでおり、これらを雑菌が分解する時にツーンとした鼻をつくニオイが発生します。これがワキガ!
ワキガでないエクリン汗腺からの汗のムワッとしたニオイとは根本的に違います。

もともとの仕組みが違うので、いくら脇汗が多いからといってワキガになることはありません。

やばい脇汗の原因と対策ってなに?


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

ワキガではないにしろ、シャツの脇部分がいつもびっしょり変色して、なんだか臭う…というのは悩みの種ですよね。多少は仕方がないにしても、脇が気になって生活に支障がでたり自信が持てないようであれば、やはり解決すべき。

そもそもどうしてそんなに脇汗が出てしまうのでしょうか。

汗の役割は体温調節が主ですが、他にも汗をかく要因は様々。おもな6つの原因と対策を見ていきましょう。

■緊張や不安、ストレス


「緊張で冷や汗をかいた」「手に汗握る」と言うように、心と汗は密接に関わっています。

緊張したり不安を抱いたり、ストレスを感じたりした時、交感神経が刺激されることにより急激に発汗します。これは「精神性発汗」と呼ばれ、体温調節のための「温熱性発汗」とは異なるもので、発汗する場所も汗の成分も特徴的。

温熱性発汗は99%が水分で、1%の塩分や尿素、アンモニアなどで構成されサラサラとして無臭です。しかし精神性発汗は手のひら、足、脇、顔面や頭部などにみられ、体に必要な水分やタンパク質や脂質まで出てしまい、臭いとともに白くなったりベタつくことも。

ストレスや緊張しがちな人は自分なりのリラックスする方法を見つけることで、精神性発汗を抑えることができます。

■運動不足


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

私たちの体は、全身にある汗腺から汗を出すことで体温調節をしています。この汗腺は、実は運動不足によって働きが鈍くなることが。汗腺がスリープ状態の時に体温が上がると、心臓近くにある脇のエクリン腺が急に活発に働いてしまうため、大量の脇汗をかきます。

普段から適度な運動を生活に取り入れ、汗腺を眠らせないようにすることが大切です。ウォーキングなどの軽い有酸素運動を生活に取り入れてみてはどうでしょうか?

■食生活


食べ物も汗に大きく関わっています。一般的に、欧米化された食生活は汗をかきやすくなる原因になりやすいと言われます。肉や乳製品など脂肪分の多い食事をとると体温が上がりやすくなるほか、肥満になりがちなこともあるので、注意が必要。具体的には以下のようなものが挙げられます。

■動物性脂肪を多く含むもの
汗腺を刺激してしまうため、汗をかきやすくなります。またニオイもアンモニア臭の強いものに。

■刺激物
香辛料が多いなど刺激の強い食べ物や甘いものは、交感神経を活発にします。すると副交感神経とのバランスが崩れ、汗がたくさん出ます。

■カフェイン
中枢神経を興奮させて汗腺を刺激することで、汗が出やすい原因になります。



いずれも適度な量を心がけましょう。反対に脇汗対策として積極的に食べたいのは、大豆製品。大豆に含まれるイソフラボンには発汗抑制作用があるほか、ニオイ対策としても有効です。

■睡眠不足


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

睡眠不足と脇汗は一見関係ないように思われますが、睡眠不足は様々な不調の原因に。睡眠が足りないと、自律神経の副交感神経がバランスを崩すことで汗をコントロールできなくなり、脇汗が出やすくなります。

また睡眠不足は先述のストレスの原因にもなるので、まずは1日7時間程度の睡眠を確保しましょう。軽い運動をすることで質の良い睡眠を取りやすくなります。

■ホルモンバランスの乱れ


加齢も脇汗のひとつの要因です。女性は更年期を迎えると脇汗が出やすくなりますが、これはホルモンバランスの影響による自律神経の失調が原因。また更年期ではなくても、ホルモンバランスが乱れて同様の症状が現れることもあります。

まずは食生活や睡眠などの生活習慣を整え、ホルモンバランスを整えていくことで脇汗対策になります。更年期の女性であれば、婦人科で相談してみるのもいいでしょう。

■遺伝的要素


最初にご紹介した、エクリン汗腺とアポクリン汗腺、ふたつの汗腺。このうちアポクリン汗腺は遺伝しやすいそう。両親のどちらかがワキガ体質であれば、その子供は50%の確率でワキガに。

ですが、エクリン腺による多汗症などの「汗の量の悩み」が遺伝するのかは、まだはっきりとは解明されていません。

脇汗を止める・抑える9つの方法


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

様々な原因によって私たちを悩ませる脇汗。少しでも抑えるためにできる、効果的な9つの方法をご紹介。

①制汗剤で止める


最もスタンダードな方法。大きく分けてクリーム・スティック・ロールオン・スプレーの4タイプがあります。

スプレータイプはさらっとして清涼感もありますが、多量の汗に流れ落ちてしまうことも。
ロールオンやスティックは手を汚さずに直接肌に塗りつけることができるので、お手軽で便利。
クリームタイプは肌への密着度が強いことから、制汗効果はもちろんニオイ防止効果にも期待できそうです。

具体的なオススメ制汗剤は後半でご紹介していきますね。

②病院での手術


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

病院での手術では脇汗の原因である汗腺を取り除く、または破壊する手術で症状を改善することもできます。いくつかの手術方法があり、症状の重さや担当医師によって異なりますので、しっかりと事前に相談することが大切。

基本的には保険適用外手術ですので全額自己負担になります。手術法や病院にもよりますが、20万円から40万円程度が相場。症状によっては保険適用になる場合があるので、いくつかのクリニックで相談してみるのもいいでしょう。

③ボトックス注射


最近注目を集めているボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質を注射し、一時的に筋肉を麻痺させ脇汗を抑える方法。
ボトックスを注射すると、脳から出る「汗を出せ」という指令がブロックされ、注射をした範囲の汗をストップさせることができるというもの。

ごく細い針を用いるので痛みもそれほど強くはなく、安全で9割以上の人に効果があると人気の方法。
「重度の原発性腋窩多汗症」と診断されれば保険が適用され3万円前後から受けられます。自由診療の場合はクリニックによっても差がありますが、10万円前後。高額ですが効果に期待できます。

ただし永久にその効果が持続するわけではなく、3〜6カ月程度。定期的に施術が必要。また一時的に内出血したり、脇以外の場所から汗が出たりといった副作用があることも覚えておきましょう。

④リラックスする


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

有効な方法のひとつが、「腹式呼吸」。これは鼻から息をゆっくり吸い込み、おへその下あたりに空気をためるイメージでお腹を膨らませます。吐くときは口から。
腹式呼吸をする時に高原や海、花畑などのイメージを浮かべるとさらにリラックス効果が高まります。
また、ゆっくりとお風呂に浸かる、アロマを活用するのもいいですね。

⑤緊張には心理的な治療


精神的な要因による脇汗改善のためには、心療内科でカウンセリングなど心理的な治療を受けることもひとつの方法です。自律神経の働きを整える「自律訓練法」などによって改善される場合も多くあります。症状によってはビタミン剤、精神安定剤や抗不安剤などを用いることも。

心を健やかにすることで、脇汗や自律神経失調による体の悩みが解決することもたくさんあります。一人で悩まず専門家に相談してみてはどうでしょうか。

⑥こまめに汗をふく


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

デオドラントグッズなどを使ってリラックスして…と心がけても、出てしまった汗。汗は出ただけでは臭いませんが、放置しておくと雑菌が繁殖する原因となり嫌な臭いが発生します。こまめに拭き取ることで臭いや衣服への汗染みを防ぐことができますよ。

拭き取るには、タオルなど吸水性の良いものを一度濡らして固く絞ってから使うと、皮膚に残った雑菌までしっかりと拭き取ることができます。市販の汗拭きシートなどの使いすぎと摩擦には要注意。

⑦汗脇パットや汗取りインナーを使う


こまめに拭き取る…と言っても仕事中や人前では難しいですよね。そんな時は脇汗用のパッドや汗取りインナーなどの脇汗対策アイテムを活用しましょう。お気に入りの服も着られますし、服の黄ばみ防止にも最適。脇汗パッドには衣服の脇部分に張るタイプと、脇に直接つけるタイプがあります。

衣服に貼るタイプは、服にシミを作りにくく、制汗剤と併用できるのがメリットですが、白い服などの場合は透けて周りの人に、バレてしまうことなどのデメリットもあります。

直接つけるタイプは、目立ちにくくピンポイントで脇汗をガードできますが、反面汗で剥がれてしまったり、かぶれやムレなどのトラブルが起きることも。

今はたくさんの種類があるので、自分にぴったりのアイテムを探してみましょう。

⑧発汗を抑えるツボを押す


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

人の体には、脇汗を抑えることができる代表的な「ツボ」をご紹介。

・合谷(ごうこく)
手の甲、人差し指と親指の間にあるくぼみからさらに2センチ内側にあるツボ。このツボを刺激すると自律神経を整えることで体温調節し、脇汗を抑えます。

・屋翳(おくえい)
乳首から約4センチ上にあるツボで、脇汗など上半身の汗に即効性があります。


人に気付かれず脇汗を止める方法として覚えておきたいですね。

⑨手作り制汗剤!ミョウバン水


水に溶かしたミョウバンは酸性になり、細菌の繁殖を抑える抗菌作用と殺菌作用を持っています。また消臭効果や汗腺を引き締める収れん作用もあるので、デオドラントとして最適なのです。手作りミョウバン水をスプレーして脇汗に立ち向かいましょう!

用意するのは、ミョウバン50gと水1.5L、空のペットボトルだけ。ミョウバンはスーパーで100円程度。作り方は、材料をペットボトルに入れて蓋をして軽く振るだけとカンタン。水に溶けにくいので、一晩置いておくといいでしょう。冷蔵庫で保存すれば一ヶ月程度はもつので、スプレー容器に小分けにして使えます。

肌によってはミョウバン水でかぶれが起きることもあるので、パッチテストを行い濃度を調節するといいでしょう。

お手軽な制汗剤でブロック!おすすめ5商品


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

たくさんの制汗剤。どれがいいのかわからない…というあなたのために、オススメアイテムを紹介していきます。ブランドによっては、ロールオンタイプやクリームタイプなどいろいろなラインナップがあるので、好みと効果で選んでみては?

■デオナチュレ


口コミでも評価の高いデオナチュレ。脇用は手軽に塗れるスティックタイプと指でしっかり塗るクリームタイプの2種類で、どちらも肌にぴったり密着します。ミョウバンを配合していて、雑菌をブロックしてニオイを抑えるほか、毛穴引き締め効果で汗を抑制。

市販品としては若干高めですが、消臭力が強いのが特徴。反面制汗力は少し弱めなので、大量の汗に悩む人よりは、ニオイが気になる人向けです。

■デトランスα


デンマーク発の制汗剤で、とにかく制汗力に優れていて、一度塗ると数日効果が続く場合もあるほどの強力さです。今までどんな制汗剤を使ってもダメだった人でもデトランスαで救われた、という声も多い実力派アイテム。

ロールオンタイプで、夜お風呂上がりに塗り、乾いてから服を着ます。そして朝濡れタオルで拭き取って準備完了。拭き取り忘れるとベタつきが気になるので注意。最初は毎日、徐々に数日おきに塗ることが推奨されています。

ただしその強力な成分ゆえに刺激が強く、肌が弱い人はかゆみが出たり赤くなったりすることもあるので、十分注意して使いましょう。

■Ban


スティック・ロールオン・シート・スプレー・ウォーターと多彩なラインナップのBan。

中でも脇汗悩みに特化した「汗ブロックシリーズ」は、汗が出る前にしっかりフタをして抑えることで、汗染みを気にすることなく好きな洋服も着られます。乾かす必要もベタつきもなく、白残りしないのも忙しい朝には助かります。

■クリニーク


アメリカのコスメブランドクリニークの制汗剤も、さすが海外製品と言える制汗効果の高さです。デトランスαと比べると効果は劣るものの、効果持続時間は長く、日本の市販品よりも満足いく制汗力と感じる人が多いアイテムです。

ロールオンタイプで、乾くまで時間がかかるのが難点。また肌への刺激を感じる場合もあるので、気になる場合は使用を中止して。

■ミョウバンスプレー


ドクターデオドラントブランドは、「ニオイ対策専門ブランド」というだけあって、ミョウバンのほかペパーミントの力でしっかり消臭してくれます。同じラインのミョウバン石鹸との併用でさらにニオイを元から絶つというものです。

ただニオイに対する効果には定評がありますが、制汗作用は弱いことがマイナスポイント。

そもそもワキの汗を止めても大丈夫?


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

一見悩みの種でしかない脇汗ですが、体温調節の役割や体内の毒素を排出する役目も。制汗剤などで止めてしまって問題はないのでしょうか?

脇から出る汗は、全体のおよそ1〜2%に過ぎません。制汗剤などによって抑えられた汗は、脇以外の部分から汗として、また尿として毒素を伴って出ていきます。ですので、脇の汗を止めること自体に問題はありませんし、1日にデオドラントアイテムを使う回数にも制限はありません。

ただケア商品によっては、肌に刺激を与えてしまうものもありますし、使い方によっては負担になるものもあります。またお風呂の時にキレイに洗い落とせていない場合も同様で、デオドラント成分が肌に残ったままになってしまいます。すると黒ずみやかぶれなどのトラブルが起きやすくなるので、アイテム選びや使い方は慎重に。

もう怖くない!自信の持てるわきに


【脇汗対策】知っておきたい6大原因と対策・9つの止める方法!

脇汗の原因には色々なものがあります。まずは生活習慣を整え、体の内側から脇汗を抑えることが大切です。それに自分にあった対策や優秀アイテムをプラスすることで、脇汗の悩みを改善していくことができます。

いつも気になっていた脇汗の悩みを解消して、夏の毎日をイキイキと過ごしてみませんか?