そもそもスキンケアとは?目的があっての手段


スキンケアの基本|正しい方法と基礎化粧品の選び方〜ライン使いまで

「スキンケア」日頃よく使い目にする言葉。直訳すると「お肌の手入れ」ですが、いま毎日行なっているあなたのお肌のお手入れは、それが本当にベストなのでしょうか?

そもそものスキンケアの目的とは、「健康でうるおいのある美しい肌」にすること。そのためには自分にあった基礎化粧品を使って、正しいスキンケアをする必要があります。

世の中にはスキンケアアイテムが無数にあふれていて「保湿」「キメ」「ハリ」「シワ」…など目的も様々。コスメランキングなどで取り上げられる商品についつい手を伸ばしてしまいますが、私たちの肌もまた多種多様で、いくら芸能人が「いい!」と絶賛したからといって万人に効果があるわけではありません。

では正しいスキンケアを知り、アイテムの選び方について詳しく見ていきましょう!

正しいスキンケアの基本の方法〜朝〜


スキンケアの基本|正しい方法と基礎化粧品の選び方〜ライン使いまで

スキンケアの方法は、朝と夜とで少し異なります。忙しさにかまけて雑になりがちな朝のスキンケアですが、乾燥や紫外線にこれから1日さらされるお肌を守るために、とても大切。

基本のシンプルスキンケアの方法を手順ごとにご紹介しましょう。

■手順①手を洗う


うっかりそのままお肌を触ってしまいがちですが、まずはキレイに手を洗いましょう。あちこちを触ることの多い手は、寝ている間にも雑菌がたくさん。そのままお肌に触れると、その雑菌を塗りつけていることになります。

スキンケアの前には「必ず手を洗う」のが基本。

■手順②洗顔


手がキレイになったら、洗顔です。夜ケアに使ったクリームや眠っている間に分泌した皮脂、汗やほこりなどがついて朝の顔も思った以上に汚れています。まずはキレイに汚れを落としてから。

洗顔料をしっかり泡立て、「泡で優しく洗う」ことを意識して優しく洗います。ゴシゴシこすると肌を傷つけたり乾燥をまねいたりとトラブルの元になります。洗い終えたら、泡が残らないようにしっかり丁寧に。

中には「朝に洗顔料を使うとうるおいまでが奪われてしまう」という人も。乾燥が気になるのであれば、肌に優しく洗浄力の強すぎない洗顔料を選んでみてはどうでしょうか。

敏感肌の人で水道水を刺激に感じるのであれば、ちょっと奮発して仕上げに精製水を使うのもアリ。

■手順③化粧水


スキンケアの基本|正しい方法と基礎化粧品の選び方〜ライン使いまで

キレイに洗いあがったお肌の角質層まで、しっかりとうるおいを届ける大切な化粧水。化粧水で肌を整えることで、次に使う美容液などのアイテムをなじみやすくしてくれます。

一般的に少量をこすりつけるように使うと肌への負担も大きいので、節約せずたっぷり浸透させるように意識して使いましょう。

■手順④乳液またはクリーム


化粧水をなじませることで得られた水分を逃さないように閉じ込める、フタのような働きをするのが乳液やクリーム。ベタつく季節や脂性肌の人であれば、省略した方が肌の油分が増え過ぎず良いことも。お肌タイプや状態などを見て判断しましょう。

また乾燥しやすい部分にのみ使い、皮脂量が多くなりがちなTゾーンは避けることで、テカリなどが防止できます。

■手順⑤UVケア


うるおいをしっかり閉じ込めたら、最後にUVケア。一年を通して紫外線は肌に影響があり、シミやシワ、乾燥の原因に。春夏以外もしっかりUVケアアイテムで守ってあげる必要があります。

アイテムごとに使用量の目安を読んで、適量を塗りましょう。

正しいスキンケアの基本の方法〜夜〜


スキンケアの基本|正しい方法と基礎化粧品の選び方〜ライン使いまで

1日を終えた後のスキンケア。眠っている間のお肌の「再生力」をフル活用するためにも、肌の汚れを落としてしっかり保湿をする、丁寧なスキンケアが大切です。

■手順①手を洗う


朝同様、まずは雑菌やホコリを落とすために手をキレイに洗いましょう。

■手順②クレンジング


メイク汚れが肌や毛穴に残ったままになると、くすみや黒ずみ、ざらつきなどの原因になります。クレンジングは丁寧にしっかりと。

洗い流すタイプ、拭き取りタイプ・・・
テクスチャーもオイルやリキッド・乳液・クリーム・ジェルなどクレンジングにはいろいろな方法と種類がありますね。洗浄力や洗い上がり、それぞれにメリットとデメリットがありますが、お肌のタイプや使用感の好みなどは人それぞれなので、肌やメイクにあった種類を選んで。

大きく分けて、

・しっかり落としたいならオイル
・ナチュラルメイク派はマイルドなクレンジング乳液やクリームタイプ

どの方法にも当てはまるのは、ゴシゴシこすらないようにすること。摩擦の負担は肌を痛めることに。

■手順③洗顔


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夜の洗顔も方法自体は朝と同じ。たっぷりの泡で優しく洗います。

ですが、クレンジング後の洗顔、いわゆるダブル洗顔は、お肌のうるおいや必要な油分を奪い過ぎてしまうこともあります。洗浄力が強過ぎない、優しく洗える洗顔料を選びましょう。

クレンジングに中にはダブル洗顔が不要のものもありますが、汚れにはホコリや汗、古い角質などの「水性の汚れ」とファンデーションや皮脂などの「油性の汚れ」の2種類。クレンジングは油性の汚れを、洗顔は水性の汚れを落とすものですから、ダブル洗顔で両方の汚れを落とすことが基本。

■手順④化粧水


クレンジングや洗顔がしっかりできていれば、化粧水が肌に浸透しやすくなります。たっぷりと水分を与え肌をうるおわせるためにも、適量をじっくりなじませましょう。ムダにたくさんつける必要はありませんが、少なすぎると乾燥をまねきます。

化粧水をつけるコツは、手のひらでぎゅっとゆっくり抑えるようにしてなじませていきます。次第に感触が変わり、手のひらに吸い付いてくるようになればOK。乾燥が特に気になる場所には重ね付けをすると効果的。

■手順⑤乳液またはクリーム


朝と同様せっかく浸透したお肌の水分を寝ている間に逃さないために、乳液やクリームでしっかり油分を。水分を閉じ込めておく、ベールの役割をしてくれます。乳液かクリームかは、お肌の乾燥具合や使用感の好み・季節で使い分けるのがおすすめ。

また過度な油分は、かえってお肌に負担となりニキビなどのトラブルの原因になりますから、Tゾーンは量を控えめにするなどの調節も大切。

いろいろあって混乱気味?スキンケアオプションの効果と役割


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洗顔後の化粧水とクリームといった基本のシンプルスキンケアの他にも、様々なスキンケアアイテムがあります。それぞれの効果や役割がわかった上で取り入れなければ、高価なアイテムを使ってももったいないですよね。

代表的なオプションスキンケアアイテムを見ていきましょう。

※次オプション〜番は「基本の方法-夜」の手順の番号に合せてありますので、2.5番でしたら②と③の間に使用するものです。

■オプション2.5番 ポイントメイク落とし


目元や口元などのポイントメイク。最近のものはウォータープルーフなど崩れにくく落ちにくい処方のものが多く、クレンジング剤だけで落とそうとすると、力を入れてゴシゴシ洗いがちです。特に目元や口元などの皮膚は他の部分に比べても薄く、肌に大きな刺激となり、色素沈着やシミ・乾燥の原因になることも。

クレンジングの前に、まず洗浄力の高いポイントメイク落としを使うことで、お肌に負担をかけることなく落とせます。また前もって部分的にクレンジングすることで、肌全体にポイントメイクの色成分などを塗り広げ防止にも。

ポイントメイク落としを染み込ませたコットンでオフしていきますが、この時もゴシゴシこするのは厳禁。「10秒ほどメイクに触れさせてなじませる」と、力を入れなくてもスルッと落ちますよ。

■オプション2.5番 ブースター


最近注目されているのが、ブースター。これは化粧水の前につける導入美容液です。化粧水の後に使う美容液とは異なり、「その後に使うアイテムをよりよく浸透させるサポート」の役割があります。浸透力を高める方法は商品によって色々なものがありますが、一般的なブースター美容液の働きは3つあります。

①肌を柔らかくすること。古い角質がたまってゴワついた肌には、いくらたくさん化粧水をつけてもなかなか浸透していきません。この角質を柔らかくすることで、うるおい成分がお肌に入りやすくなります。

②肌のphをコントロールすること。phとは酸性とアルカリ性の度合いを表します。普段弱酸性の肌表面を中性からアルカリ性にすることによって肌が柔らかくなり、水分などの浸透力を高める効果が期待できるのです。

③ブースターの油分で水分の通り道を作ること。この働きにより、化粧水などをすみずみまで行き届きやすくする効果があります。

「化粧水がなかなか入っていかなくなった…」と感じている人に、効果のあるアイテムです。

■オプション4.5番 美容液


美容液と一口に言っても、保湿、シワの改善や美白、ハリを取り戻す、くすみなど目的別に色々な種類があります。特に気になる悩みの解決をサポートしてくれるオプションアイテム。

商品によって多少の違いはありますが、基本的には化粧水の後、乳液やクリームの前に使います。化粧水がしっかり浸透した肌に、指の腹を使って顔全体に伸ばし、手のひらで抑えるようにしてなじませましょう。

■オプション番外編 パック・ポイントケア


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その他オプションとしてパックを取り入れている人も多いでしょう。「洗い流す」タイプや「はがす」タイプ、そして「シート」タイプなどたくさんの商品があります。

はがすタイプや洗い流すタイプは、古くなった角質も一緒に取り除くこともでき、肌のお掃除目的にもOK。

美容液が染み込ませてあるシートタイプは、肌に一定時間乗せておくことで美容成分がしっかり浸透し、はがした後の肌は手触りが違います。即効性もあるので、特別な日のスペシャルケアに。

また目元や口元のシワやたるみに注目した、ポイントケアアイテムも豊富。シンプルスキンケアと組み合わせることで、より悩みの少ない健康的なお肌が目指せます。

うっかりしがちな唇も、リップケアでふっくら潤いを手に入れてみては?

肌タイプ別:基礎化粧品の選び方


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人はそれぞれ肌タイプが違います。皮脂や水分量から大きく「普通肌」「乾燥肌」「オイリー肌」「混合肌」と4つに分けられ、さらに刺激に敏感な「敏感肌」を加えた5つに分類されています。

お肌にぴったりの基礎化粧品で悩みを解決し美肌を保つためには、まずこの肌タイプ別の選び方を知っておきましょう

■普通肌


水分と油分のバランスがよいため、カサつきやテカリなどの肌の悩みが比較的少ない、羨ましい肌タイプ。このまま保湿と適度な油分補給を続けることで、健やかな肌を保ちます。

美白ケアやシワ対策などを積極的に取り入れると、さらに美肌に。

■乾燥肌


空気の乾燥する秋から冬にかけてはもちろん、一年を通して肌が乾燥しやすい肌タイプ。水分量も油分量も少なく、うるおいが不足気味。

摩擦なども乾燥を招くのでお肌に触れるときは慎重に、肌に優しく高保湿なアイテムを選びましょう。保湿効果が高い成分としては、「セラミド」や「ヒアルロン酸」が有効。

お肌に水分が入りにくい場合はブースターを、特に乾燥しやすい目元や口元などは専用のポイントケアアイテムをプラスしたりするといいでしょう。

年齢を重ねると皮脂分泌量などが変化するため、この乾燥肌タイプが多い傾向です。

■オイリー肌


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うるおいは十分に足りているけれど、肌の皮脂量が多くベタつきやテカリなどの悩みがあるのであれば、それはオイリー肌です。若い世代に多く見られます。

皮脂の過剰な油分を取り除いて肌の状態を整えましょう。しかし洗いすぎは逆に必要な皮脂までを奪い取ってしまい、肌を守ろうとさらに過剰な皮脂が分泌される…悪循環に。

まずは丁寧な洗顔。それから「ビタミンC誘導体」などの成分を含んだ化粧水などで、皮脂の分泌を抑えて毛穴の開きを防ぐといいでしょう

大人世代にとって一見オイリー肌と思っていても、実は肌の表面はベタついても内部はうるおいが足りていない、いわゆるインナードライ肌かも。

■敏感肌


肌がデリケートで外部からの刺激に反応しやすい肌を、まとめて敏感肌と呼んでいます。アレルギーがあったり、生まれつきの肌質であったり、また生理前などリズムによって敏感になる肌であったりと色々なケースが含まれます。

そのため一概には言えませんが、低刺激のアイテムや無添加のもの、ドクターズコスメなど肌に刺激の少ないものを使いましょう。事前にトライアルを使ったり、パッチテストをしたりすればより安心。

■混合肌


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混合肌とは、顔の中でも部分的に乾燥しているゾーンとベタつきやすいゾーンの二つが混在しているお肌。特に乾燥しやすいのはUゾーンや目元・口元。ベタつくのはTゾーンというのが一般的です。

「乾燥することによって、肌を守ろうとする作用から皮脂が過剰に分泌される」と考えられるので、基本は保湿。スキンケアで肌に潤いを与えることで、崩れやすい水分と油分のバランスを整えましょう。

保湿のための化粧水は、乾燥肌と同じうるおい成分の高いものを選ぶのがベスト。乳液やクリームはゾーンによって量の調節をしたり、さっぱりタイプや軽めのものを使うなど工夫して。

実は7割はしてないスキンケアライン使い・・・あなたはどうする?


スキンケアの基本|正しい方法と基礎化粧品の選び方〜ライン使いまで

化粧水、美容液、乳液やクリーム…こういったスキンケアアイテムは、ほとんどのメーカーがトータルで使えるようラインを揃えています。これらすべてを「ライン使い」したほうがいいのか、それともバラバラのアイテムを組み合わせて使ってもいいのか…悩みますよね。

実は7割の人はライン使いをしていないといいます。ライン使いのメリットとデメリットを探ってみましょう。

■ライン使いをしない理由


そもそも、ライン使いは絶対ではありません。各メーカーからたくさんの優秀アイテムが出されていますから、それぞれお気に入りのアイテムを組み合わせて使うことで、自分にあったオリジナルのスキンケアをすることもできます。

別ブランドのものを組み合わせて使っても、成分が混ざるといった問題はありません。また、一つのアイテムが優秀で自分にぴったりだからといって、そのラインの他のアイテムが自分に合うとは限りません。コスメをよく知る上級者であればあるほど、ライン使いにはこだわらないようですね。

■ライン使いをする理由


一方ライン使いにもメリットはあります。各ラインは、統一されたコンセプトのもと開発されています。ですから、共通の成分をライン内の全アイテムに配合することでより効率よくお肌に働きかけることができたり、相互作用でより多くの効果が得られたりということもあります。

■注意するポイント


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ライン使いが絶対ではありませんが、色々なメーカーのものや別ラインのものを組み合わせて使う場合、いくつか注意も必要。

ひとつは「効果を打ち消し合う」アイテムを組み合わせないこと。

例えば、皮脂量をコントロールするさっぱり系のアイテムと、油分たっぷりこってり系のアイテムをあわせて使ってしまうとどうなるでしょうか?

いくらそれぞれのアイテムが高価で優秀であっても、お互いの効果を邪魔してしまい、結果的に無意味なことに。

そのほか、今は乳液先行タイプやブースター美容液など、今までの「当たり前」とは違った用法のアイテムもたくさん。各ブランドを混ぜて使うと、それぞれが推奨する順番や使い方通りに使用することが難しいこともあります。これもまた効果が得られにくいので、注意が必要ですね。

そして一番注意したいのが医薬部外品との組み合わせ。他のものと一緒に使うとトラブルのもとに。

■結局どちらが私にいいの?


ライン使いをするかしないか、それは「各アイテムの効果や性質をどれほど知っているか」ということにも左右されます。よくわからないままにランキング上位アイテムをどんどん取り込んでも、あなたのお肌を美しくできるとは限りません。

「美容知識に自信がない」「迷うことなく目的にぴったりの効果を得たい」方は、ひとまずライン使いをしてお肌の調子をよく観察してみるのがオススメ!

お肌の手入れは保湿がカギ!


スキンケアの基本|正しい方法と基礎化粧品の選び方〜ライン使いまで

乾燥肌、オイリー肌…いろんな肌タイプがありますが、全てのお肌に共通して言えるのは、「保湿」がカギだということ。お肌に水分が足りていなければ乾燥していくのはもちろん、うるおいをアップしようと皮脂が過剰に分泌されて、オイリー肌になってしまいます。

また、基礎化粧品を選ぶときには、成分にも注目してください。アルコールには引き締め作用やさっぱり感、ニキビ予防効果などがありますが、反対にその揮発性によって肌を乾燥させてしまうリスクも。保湿のためには、アルコールフリーのものを使うといいでしょう。

美肌のために必要なのは正しい知識!


今までなんとなく繰り返していたスキンケア。あなたのやり方は大丈夫でしたか?そして基礎化粧品は正しく選べていましたか?

膨大な数のスキンケアアイテムの中から自分にぴったりのものを見つけるのは、簡単ではないかもしれません。ですがきちんとした知識を持って選べば、ライン使いをしてもしなくても健康で美しい肌になることはきっとできます。

もう一度あなたのスキンケアとアイテムを見直して、美肌を手に入れましょう!