冬ならではの肌トラブルにご用心! 高瀬聡子先生

クリニックで推奨する、乾燥肌対策に効果的な薬とは


皮膚科医も実践!クリニックだからできる、ひどい乾燥肌対策とは

乾燥肌は、加齢によって肌のターンオーバー機能が低下することで、さらに悪化するもの。「加齢が原因」となると、自宅や生活習慣でケアするだけでは回復しにくい場合も多く、悩んでしまうこともあります。そんなとき、皮膚科医の元を訪れると提案してもらえる、クリニックならではの治療法には、どんなものがあるのでしょうか?

「まず、近年注目されている『ヘパリン類似物質』。ヒルドイドという名の商品が有名で、高い保湿力で話題になっています。ヘパリン類似物質とは、その名の通り、ヘパリンに似た物質で、3つの作用を持っています。ひとつは血行を促進する作用。次に、ケロイド予防に使用する、線維芽細胞の増殖を抑制するための抗炎症作用。最後に、保湿力を上げる作用です。私たち皮膚科医は、ヘパリン類似物質の入った外用薬を頻繁に使用するのですが、それは副作用が断然低いから。子どもの肌荒れにも使用できるほどで、肌への負担が少ないのが利点です」(高瀬先生)

基本的には処方箋がないと手に入りませんが、最近では少量のヘパリン類似物質が含まれた市販薬も販売されているそうです。

「保湿効果の高い外用薬としてはワセリンも有名ですが、ワセリンは肌表面の皮脂膜を覆うだけのもの。一方、ヘパリン類似物質は、内側から角質細胞間脂質の水分バランスを整えるのに効果的です。ワセリンと併用してもよいですね」(高瀬先生)

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クリニックだから試せる、ケミカルピーリング


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また、肌の保湿力を高めるためには、肌表面に残っている古い角質を取り除くことも大切! とはいえ、自宅でスクラブ洗顔をしたり、ピーリング剤を使ってケアしたりしても、肌のゴワつきやくすみが消えない……そんな場合はどうすれば?

「肌表面に古い角質が残っていると、どんなに外側からケアをしても成分が浸透しにくく、肌の乾燥が進んでしまいます。特に、ターンオーバーの機能が低下する30代以降は、時々クリニックでしっかりとピーリングをおこなってもいいと思います。

施術メニューとしては、ケミカルピーリングがあります。私たちのクリニックではフルーツ酸を使って古い角質を取り除き、毛穴の汚れを溶かします。肌の新陳代謝やコラーゲンの生成を促進させるので、肌のゴワつきが取れて、なめらかに。ニキビ痕やシミ、くすみの改善にも効果的です」(高瀬先生)

「すぐに肌の乾燥をなんとかしたいのに、ホームケアだと時間がかかりすぎる」と感じたときは、クリニックでの施術を考えてみてもいいかもしれません!

■監修
高瀬 聡子 先生
ウォブクリニック 中目黒 院長/皮膚科医
ドクタープロフィール