加齢による、ほうれい線のケア方法 高瀬聡子先生

ほうれい線予防のために知りたいメカニズム


ほうれい線を予防する!基礎化粧品と食事でおこなうセルフケア

高瀬先生によると、ほうれい線ができる原因は「加齢による乾燥とたるみ」だそう。

「まず、加齢によって肌表面にある表皮が水分を保持する力を失い、乾燥しやすくなります。たるみの原因はふたつあり、まず表皮の下にある真皮を支えるコラーゲンやエラスチンなどの成分が減少し、肌のハリが損なわれること。さらに表皮と真皮の連結が弱まることで、肌が重力に抗えず、下に垂れてしまうこと。いずれも加齢による現象です」

さらに年齢を重ねるにつれ、真皮の下にある脂肪細胞、筋肉、骨までもが衰え、それぞれの連結のズレが大きくなって、肌のたるみが進んでいくそうです。

「脂肪細胞や骨の老化を自分で防ぐことは難しいのですが、クリームやパックを用いて、表皮の乾燥を防ぎ、真皮の老化をやわらげることはできます。また、筋肉を鍛えることも大切ですね。大きく口を開けて話したり、よく笑ったりして表情筋を鍛えましょう。とくに、目の下にある頬筋は鍛えにくい箇所ですが、意識して動かすとリフトアップにつながりますよ」

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表皮をケアして乾燥を防ぎ、ほうれい線対策を!


ほうれい線を予防する!基礎化粧品と食事でおこなうセルフケア

では、表皮の乾燥を防ぐためには、どのようなケアをおこなえばよいでしょうか?

「表皮の乾燥は、加齢によってターンオーバーの力が弱まることで、水分を保持する力が衰えることから進みます。そのため、まずはしっかりと乾燥対策をすること! 朝晩は化粧水や美容液、乳液やクリームで、きちんと保湿を。夜はコットンに化粧水を浸して、ローションパックをするのもおすすめです。さらに、効果が出るまで時間はかかりますが、水分保持力を上げるために、セラミドやヒアルロン酸入りの化粧品でケアするのもよいでしょう。

また、ターンオーバーの機能を高めるためには、血液の循環を促すことが大切。筋肉や血液の材料となるたんぱく質や、代謝を促すビタミンB群を含む食品を食べることもよいでしょう。また、お風呂やマッサージで血液の流れをよくするのも効果的です」(高瀬先生)

なお、表皮には適度な油分も必要なので、化粧水を浸透させるだけでなく、油分のあるクリームできちんと蓋をすることも需要だそうです。

真皮のケアで、ほうれい線を根底から予防するには?


真皮の老化を防ぐのは難しそうですが、どのようにすればよいでしょうか?

「真皮の老化が進まないように予防するには、長期的なケアが必要になります。まず、コラーゲンやセラミドが配合された化粧品で、外側からケアしましょう。顔に塗るタイプのパックを定期的におこなうのがおすすめです。

同時に、食事でインナーケアを。こんにゃくや黒ゴマ、牛乳などにはセラミドが、鶏手羽先や牛すじ、うなぎ、フカヒレなどにはコラーゲンが、鶏のとさかや手羽、山芋、納豆などにはヒアルロン酸が含まれているので、真皮ケアのためによい食材です。普段の食卓で食べにくい場合、サプリメントでもよいでしょう」(高瀬先生)

ちなみに、たるみ予防のためには、下から引き上げながら貼ることのできるタイプのシートマスクを選ぶと、リフトアップ効果が見込めるそう! 外側からも内側からもケアする習慣をつけて、ほうれい線予防につなげたいですね。

■監修
高瀬 聡子 先生
ウォブクリニック 中目黒 院長/皮膚科医
ドクタープロフィール