ピーリングって何?ピーリングの基礎知識


ピーリングは家でやる?それとも皮膚科?ピーリングスキンケアの基本

「皮膚科のピーリングに通い始めて、長年悩んでいたニキビがきれいになった!」
「話題のピーリングジェルを使ったけれど、肌荒れしただけで効果ゼロ……」

ピーリングの体験談は、良くも悪くも極端です。「ピーリングの効果ってそれほど個人差があるのか」とか「ピーリングの口コミに嘘が蔓延しているのか」なんて混乱してしまいますよね。

これほどまでに両極端な意見が混在する原因は、多くの人が家でやるピーリングと皮膚科のピーリングを混同してしまっているからです。一括りにピーリングとは言っても、その効果ややり方には、驚くほど大きな違いがあります。

皮膚科ピーリングとして代表的なものは、ケミカルピーリングとレーザーピーリングです。それは肌トラブルの元となる古い角質をダイレクトに剥がし取る「治療」にあたります。対して家でやるピーリングスキンケアは、ピーリング効果が期待できるジェルなどを使って、古い角質をためにくくする「スペシャルケアの延長」に近いのです。

角質をケアして、健やかな肌を目指すという目的は同じです。ピーリングがうまくいけば、古い角質に邪魔されていた皮脂の排出がスムーズになり、新たにニキビができにくくなると言われています。肌の生まれ変わりを促すことで、くすみが改善に効果的とされてます。またメラニン色素に直接働きかけることで、日焼けによるしみに効果を発揮すると言われています。

しかしそれ程絶大な効果は、皮膚科ピーリングに限られます。ホームピーリングも同じものだと勘違いすると、「簡単に肌を溶かすなんて怖い」「ピーリングは危ないから安易にしない方がいい」と間違った恐怖心を抱いてしまう原因になります。また正確な効力や使い方を知らないために「ピーリングは思ったほど効かない」「肌がボロボロになるだけ」との残念な評価にもつながります。

ホームピーリングと皮膚科ピーリングは、双方にメリットとデメリットがあります。特徴をよく知ったうえで、自分に合った方法を選びましょう。

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皮膚科でピーリングをやるメリット・デメリット


ピーリングは家でやる?それとも皮膚科?ピーリングスキンケアの基本

皮膚科で行われるピーリング治療には、酸性の薬剤で角質を除去するケミカルピーリングと、肌にレーザーを当てて光で刺激を与えるレーザー治療があります。

クリニックの方針や医師の指示によって、治療方法が決められます。例えば進行形のにきびにはケミカルピーリングで、残ってしまったにきび痕にはレーザーピーリングを行うのが一般的です。

皮膚科でピーリングを行うメリットは、やはりその効果の高さにあります。専門医の判断の元に、肌へのダメージぎりぎりまで、攻めの治療ができます。ケミカルピーリングは皮膚科のみ使用が許可されている、最高濃度のグリコール酸・サリチル酸での治療が可能です。治療方針や治療中のトラブルに関しても、医師の手厚いフォローが受けられるので安心感があります。

しかし皮膚科ピーリングは、高額な費用面がデメリットだと言えます。ケミカルピーリングの場合、比較的安価な施術でも、一回あたり5000円くらいは見ておかなくてはなりません。ピーリング治療は一度、二度ですぐに効果が出るものではありませんから、基本的に2週間に1回、少なくとも計6回の治療が必要となります。また肌への負担・痛みが少ない、人気のサリチル酸を使ったケミカルピーリングや、効果を上げるイオン導入なども合わせて行った場合、料金はさらにアップして一回あたり10,000円を超えることもあります。

また最大レベルの効果を求めるからこそ、施術後一次的に肌が赤くなったり、傷やかさぶたができてしまうケースも。ピーリング後数日間は、日常通りの生活が送れない可能性を考慮しておきましょう。

家でピーリングをやるメリット・デメリット


ピーリングは家でやる?それとも皮膚科?ピーリングスキンケアの基本

効果は絶大だけれど、費用面で覚悟が必要な皮膚科ピーリング。一方家でピーリングをする場合のメリットとデメリットはどうでしょうか。

自宅ピーリングならではの利点は、自分のペースで行えるということ。わざわざ皮膚科に足を運ぶ必要がなく、好きな時間にリラックスして行えます。そして費用面でも、皮膚科ピーリングに比べるとはるかに低予算で済みます。最近では多くの自宅用ピーリング商品が販売されていますから、好みのタイプ、好みの使用感のピーリングスキンケアを選べます。

ただし自宅ピーリングの場合、皮膚科ほど強力な効果は期待できません。ピーリング成分の種類は限られますし、濃度も厳しく規制されています。皮膚科ピーリング以上に即効性は低いですから、日々のスキンケアの一環として根気よく続けていく必要があります。また専門家の指導なしに行うため、試したピーリングが肌に合わなかったなど、思わぬトラブルを引き起こす可能性も。すべて自己判断、自己責任です。

ピーリングジェルって一体どんなもの?


ピーリングは家でやる?それとも皮膚科?ピーリングスキンケアの基本

近年、市販のスキンケア用品でピーリング効果をうたっているものは多く存在します。例えば洗顔時に使うピーリング石鹸や、こすって肌の角質を落とすゴマージュタイプ。中でも人気なのが、手軽に使えるマイルド仕様のピーリングジェルです。いつものスキンケアにワンステップ増やすことで、ニキビやくすみの改善が期待できます。

価格帯はドラッグストアで買える数百円のものから、エステやクリニックで扱う高級ラインまで幅広くあります。当然、価格に比例して効果や成分が変わります。ただ勘違いしてはいけないのは、やはり皮膚科で使用される薬品とは強さのレベルが違うということ。「一回でお肌ツルツル」とか「塗るだけで美肌が手に入る」といった大げさな広告に惑わされることなく、スペシャルケアのひとつだと認識して使用することが大事です。

もし一回使用しただけで肌がツルツルになったと感じる場合、角質が剥がされたのではなく、ヘアリンスや衣料用柔軟剤に含まれる成分と同様の「カチオン界面活性剤」という添加物が肌に残っているだけかもしれません。また塗った後ポロポロと剥がれるカスを取り上げ、大量に角質が取れたと売り込む製品も存在しますが、実際は過度に配合された「ゲル化剤」がモロモロに固まっただけだと考えられます。低品質のピーリングジェルは肌をきれいにするどころか、さらに新たな肌トラブルを引き起こす可能性もあります。

自宅用ピーリングジェルを選ぶ際は、価格や配合成分をよく考慮し、誇大広告を鵜呑みにしないよう気を付けましょう。

ピーリング後のスキンケア方法


ピーリングは家でやる?それとも皮膚科?ピーリングスキンケアの基本

ヒーリング後のスキンケアで最も気を付けるべきことは、紫外線対策です。皮膚が薄くなり、美肌の大敵、紫外線が深部に浸透しやすくなっています。外出時は必ずサンスクリーン剤で遮光するようにしましょう。顔は、メイクをすれば紫外線対策になります。

本格的なピーリングの後は、バリアになっていた角質層が取り除かれた状態。肌の水分が逃げやすいので、いつものスキンケアよりしっかりめに保湿しましょう。個人差はありますが、ピーリング後数日間は肌に赤みが出たり、ヒリヒリと軽い痛みが生じたりする場合もあります。

また劇的に肌環境が変わるため、ピーリング前に使用していた基礎化粧品が合わなくなってしまうことも。その際は一度使用を中止して、無理せず様子を見てください。数日たっても痛みや赤み、傷が治らない場合は、皮膚科医に相談しましょう。

ホームピーリングはマイルド処方なので、肌感覚にそれほど変化が起こらないケースもあります。だからといって表記されている使用方法を無視し、過度にピーリングを行うのは危険です。穏やかなピーリング効果を少しずつ積み重ねるつもりで、焦らずじっくりと効果を待ちましょう。

メンズスキンケアでもピーリングは人気!


ピーリングは家でやる?それとも皮膚科?ピーリングスキンケアの基本

最近は、美意識の高い男性が増えていますね。ファッションだけでなく、肌がきれいでムダ毛もきちんとお手入れされた、中世的な男子がモテるからでしょうか。とはいえさすがに女性のようにベースメイクを施すことは一般的ではありませんから、すっぴん勝負を強いられる男性は大変ですね。

そこでメンズスキンケアの分野でも、ピーリングが注目されています。男性は思春期をピークに皮脂分泌が過剰になりやすいので、ニキビに悩まされる人も少なくありません。古い角質をオフするピーリングを行うことで、ニキビや毛穴トラブルの解決につながります。

ピーリング治療をするクリニックは、まだまだ女性利用者が多い状況です。比較的入りやすいメンズ専用エステサロンでも、ピーリングの施術を受けることができます。ただし高級エステサロンであっても、皮膚科レベルの高濃度な薬品は取り扱えません。マッサージなど他のプロフェッショナルな施術を組み合わせることで、美肌効果を上げることは可能です。

もっと気軽に始められる、メンズ用のホームピーリングも人気です。自宅用とはいっても、元々洗顔すら適当だった男性がピーリングスキンケアを始めれば、その効果は女性より感じられるかもしれませんね。男性向けのピーリングスキンケアは、甘さのないスッキリとした芳香や使用感の商品が主流。好みだからと、メンズ用のピーリング商品をあえて選ぶ女性もいるそうです。

まとめ


肌トラブルの根本的解決を目指す、本格的な皮膚科ピーリング治療。対して美肌のためのスペシャルケアとして有望な、家でのピーリングスキンケア。効率よく安全に肌の悩みを解決したいなら、まずクリニックで診察を受けてから、両方のメリット・デメリットを考慮した上でどちらかを選択するのが賢い方法かもしれませんね。