美容のプロに聞く! デリケートゾーンの正しいケア方法 得田由美子先生

デリケートゾーンのかゆみを引き起こす、ふたつの原因とは?


蒸れ?それとも乾燥?デリケートゾーンの「かゆみ&かぶれ」ケア

暑い季節、デリケートゾーンがかゆくなると、「もしかして、かぶれている?」と不安になることも! 気になって見てみても、毛が邪魔してよくわからず、ただ我慢するだけの人も多いようです。一体、何が原因でかゆみやかぶれが引き起こされるのでしょうか? アンダーヘアの専門家である、ブラジリアンワックス脱毛サロン「ピュビケアサロン白金台」の得田由美子さんにお話を聞きました。

「いくつかの原因がありますが、まず皮膚の乾燥が原因のことが多いです。下着のなかで毛と皮膚が擦れ合ったり、下着の布地と皮膚が擦れ合ったりして摩擦を起こし、皮膚が乾燥してかゆみを引き起こしている場合があります。

もうひとつの原因は蒸れで、化学繊維の下着やおりものシートなど、通気性の悪いアイテムを日常的に用いていると、下着のなかが蒸れてしまってかぶれて、かゆみにつながることもありますね」(得田さん)

関連画像をもっと見る

多くの人のデリケートゾーンが実は乾燥している!


蒸れ?それとも乾燥?デリケートゾーンの「かゆみ&かぶれ」ケア

暑い季節はとくに、どちらかというと蒸れていることを気にしがちですが、デリケートゾーンが乾燥している人は思った以上に多いそう!

「季節を問わず、かなり多くの方が乾燥しています。みなさん、顔や腕、脚は念入りにクリームを塗って保湿ケアをするのに、なぜかデリケートゾーンの保湿は見落としがち。毛があるとわかりにくいかもしれませんが、その下にある皮膚は非常にデリケートで、まぶたより薄いと言われることも。丁寧なケアが必要な箇所なのです」(得田さん)

そもそも、そこまで乾燥が進んでしまう原因に「間違えた洗い方」があると言います。

「かゆみが気になると、ついゴシゴシと強く洗いがちですが、そのせいで皮膚が傷ついて肌のターンオーバーが損なわれ、乾燥が進んでしまいます。スポンジなどは使わず、指で丁寧に洗うことが大切ですが、デリケートゾーンは非常に複雑な構造をしています。大陰唇の周囲にある溝の内側を沿いながら、指で優しく洗い流しましょう。また、カミソリによる毛の自己処理も皮膚を傷つける原因になり、乾燥を進めてしまいます。脱毛後は保湿対策が大切です」(得田さん)

保湿ケアは、できるだけケミカルな成分の入っていない、オーガニックの専用クリームを使うことがベストだそうです。

デリケートゾーンのボディソープ選びは慎重に!


蒸れ?それとも乾燥?デリケートゾーンの「かゆみ&かぶれ」ケア

もうひとつ、かゆみの原因となる「かぶれ」を引き起こす原因も、間違えた洗い方にあるそうです!

「とくに生理中やおりものが多いときに、膣のなかまで洗ってしまう方がいますが、膣にはもともと自浄作用が備わっています。洗いすぎると必要な常在菌まで殺してしまって、菌に感染しやすくなって、そのせいで蒸れやすくなり、かぶれにつながります。

ここで大切なのが、ボディソープの選び方。実はデリケートゾーンは、ほかの肌とは『pH(ペーハー)値』が異なります。pH値とは、肌の酸性・アルカリ性の値のこと。顔や体は中性(酸性とアルカリ性の中間)ですが、デリケートゾーンはそれに比べて、ずっと弱酸性で、子宮に雑菌が入らないようにできています。市販のボディソープの多くが、顔や肌の汚れを落とすために中性でできていて、それではデリケートゾーンには強すぎます。デリケートゾーンを洗うときは専用のソープをぜひ使ってください。汚れを落としやすいのはもちろん、肌が健康な状態に整うので、かゆみやかぶれ予防につながります」(得田さん)

それから、下着選びも気をつけたほうがよいですよね?

「化学繊維の入った下着はかわいいものが多いのですが、通気性が悪く、毎日履くと蒸れてかぶれることもあります。普段はコットンの下着を履き、特別なときだけ化学繊維のものを履くなど、使い分けるとよいですよ。また、おりものシートはかぶれやすいので、なるべく避けましょう。おりものが気になる方は、お手洗いの際に都度、赤ちゃん用のおしり拭きでデリケートゾーンを拭き取ると、さっぱりするのでオススメです。また、かぶれやすい方は、生理の際は『布ナプキン』を使ってみる手もあります」(得田さん)

かゆみもかぶれも、ひどいときは自己判断せず、婦人科の先生に相談してみましょう。そのうえで、普段の生活でできるデリケートゾーンのケアを心がけたいですね!

■監修
得田 由美子 先生
ピュビケアサロン白金台 オーナー
美容家プロフィール