旅行会社に勤めているという人物からの現場の声が、はてな匿名ダイアリーに投稿され注目を集めている。


「旅行会社勤めです。助けてください。」——街の旅行会社のカウンターで働いているという投稿者は、「Go Toトラベル」キャンペーンが発表されてから1週間の現場の混乱を吐露。発表当初は、「『やります』の一言だけが全国に知れ渡るばかり」だったため、投稿者は「わかる限りで真摯」に対応していたという。具体的には、発表前の申込者への「Go Toトラベル」の事後申請についての案内、発表後の問い合わせや予約業務などで、「いつもより注意深く」対応するため「単純に考えて負担は倍以上」だという。


そして、16日に発表された「GO TO トラベル」東京都の除外案は、客からの電話で知り「唖然」。これまで案内した客への修正の案内やお詫びのことを考え、「肝が冷えました。今までの手間はなんだったんだろう」との思いが沸き起こったという。


新型コロナウイルスの影響で旅行の申し込みがキャンセルになっているため、投稿者は「2月下旬からは、ほとんどタダ働きです。ボーナスもありません。減給」だという。さらに、「GO TO トラベル」によって「業務は増え、ほとんどは無に帰す作業ばかりですので、もう体力も心も限界」「先が見えません。助けてください」と訴えている。また、旅行会社が潤うとの声もあることから、「このブログで少しでも、現場の現状を知っていただきたい」とも語っている。


この投稿を引用した茂木健一郎氏は、「政治家が、思いつきや思惑で政策を立てる。実現性や現場の負担は考えていない」「世論や状況を見て、風見鶏のようにコロコロ方針を変える」と「GO TO トラベル」を巡る政府の対応を批判。このほかにも、「現場の声が政府はわかってるんだろうか?」「ひたすら振り回されて終わり、これが概ね現場の声じゃなかろうか」「まじで誰のためにもなってないというか、旅行会社の首まで絞めてたとは」といった様々な声が寄せられている。