2022年5月1日、MotoGP第6戦スペインGPの決勝レースがスペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行なわれました。MotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダー、中上貴晶選手(ホンダ)は、今季自己ベストの7位フィニッシュを果たしました。

今季自己ベストの7位ながら、悔しい結果をバネに次戦へ

 2022年5月1日、MotoGP第6戦スペインGPの決勝レースがスペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行なわれました。MotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダー、中上貴晶選手(ホンダ)は、今季自己ベストの7位フィニッシュを果たしました。

ホンダのMotoGPマシン「RC213V」を駆り、2022年シーズンのMotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダー、中上貴晶選手(#30 LCR Honda IDEMITSU)
ホンダのMotoGPマシン「RC213V」を駆り、2022年シーズンのMotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダー、中上貴晶選手(#30 LCR Honda IDEMITSU)

 ヘレス・サーキットは中上選手が得意としており、昨年は自己ベストリザルトの4位で終えています。2022年シーズン、中上選手はこれまで大きく変わったホンダのMotoGPマシンへの適合に苦心していましたが、今大会は初日から調子を上げていました。予選では7番手を獲得。決勝レースでは好スタートを切ってスタートで4番手に浮上します。その後は後退したものの、終始安定したラップタイムを刻み、7位でフィニッシュしました。

 ただ、中上選手にとっては少し複雑な結果だったようです。主にレースに向けたセッションとなるフリープラクティス4では、中上選手はユーズドタイヤで1分38秒前半から中盤のタイムで走行していたところ、レースでは1分38秒中盤から後半のタイム。非常に安定していたのですが、前を走るライダーのラップタイムとも近いもので、追いつくことは難しいものだったと言えます。

今季ベストグリッドの3列目7番手からスタート
今季ベストグリッドの3列目7番手からスタート

 中上選手はMotoGPドットコムのインタビューの中で「残念な気持ちの方が強いです」と、想定していたレースペースで走れなかったことについて触れていました。

「想定では1分38秒前半で最後まで走れる準備をしていたのですが、レースが始まると1分38秒後半、中盤あたりのペースが精いっぱいでした。少し不完全燃料です。3番手争いが見えていただけに悔しいです」

序盤に3番手争いから離されてしまったのが悔やまれる
序盤に3番手争いから離されてしまったのが悔やまれる

「あまりうれしい結果ではないですが、久々にパルクフェルメに戻ってこられたことは、ひとつの好材料としてとらえたいと思います。この悔しい気持ちをもって明日のテスト、次戦で(挑み)、もっと(上に)いけることを見せて、着実にバイクも自分もレベルを上げていきたいです」

7位はインディペンデントチームでトップの結果だった
7位はインディペンデントチームでトップの結果だった

 中上選手はそう意気込みを語っていました。しかしその翌日、ヘレス・サーキットで行なわれたMotoGPクラスのテストで、中上選手は転倒を喫しました。チームのリリースによれば、中上選手は左ひざを痛め、サーキットのメディカルセンターでのレントゲンでは骨折が認められなかったものの、バルセロナでMRI検査を受けるとのことです。スペインGPで調子を上げ始めただけに、中上選手の状態が心配されます。