2022年5月29日、MotoGP第8戦イタリアGPの決勝レースがイタリアのアウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロ(ムジェロ・サーキット)で行なわれ、Moto2クラスで小椋藍選手(イデミツ・ホンダ・チームアジア)が3位表彰台を獲得しました。

今季5度目の表彰台、抜群の安定感を見せる

 2022年シーズンのMoto2クラスに参戦する唯一の日本人ライダー、小椋藍選手(#79/イデミツ・ホンダ・チームアジア)は、第8戦イタリアGPの初日では総合17番手とやや苦戦したものの、予選では6番手を獲得し、2列目からのレースとなりました。

2022年シーズンのMoto2クラスに参戦する唯一の日本人ライダー、小椋藍選手(#79/イデミツ・ホンダ・チームアジア)
2022年シーズンのMoto2クラスに参戦する唯一の日本人ライダー、小椋藍選手(#79/イデミツ・ホンダ・チームアジア)

 レース序盤、小椋選手は6番手につけると、7周目には5番手、9周目には4番手に浮上し、トニー・アルボリーノ選手(エルフ・マーク・VDS・レーシング・チーム)と3番手争いを展開します。

 一方、トップのペドロ・アコスタ選手(レッドブルKTMアジョ)とアロン・カネト選手(フレックスボックスHP40)は後方との差を広げていましたが、残り8周で2番手を走行していたカネト選手が転倒を喫し、リタイアとなります。

 このとき小椋選手を含む2番手争いの集団は5人のライダーによって形成されていました。残り8周でジョー・ロバーツ選手(イタルトランス・レーシング・チーム)とチェレスティーノ・ヴィエッティ選手(ムーニー・VR46・レーシングチーム)が小椋選手をパス。しかし、残り3周に3番手走行中だったヴィエッティ選手にマシントラブルが発生します。このトラブルによりチャンピオンシップでランキングトップのヴィエッティ選手はリタイアとなり、小椋選手は3番手に浮上。3位でチェッカーを受けました。

 この結果により、小椋選手はランキングトップのヴィエッティ選手とポイント数で並んでいます。

今週末の調子から「表彰台は期待していなかった」と言うが、その中で最上の結果を出す安定感は抜群だ
今週末の調子から「表彰台は期待していなかった」と言うが、その中で最上の結果を出す安定感は抜群だ

 レース後、小椋選手はパルクフェルメでレースを次のように振り返りました。

「今週末の3位は、僕たちにとってパーフェクトな結果です。今週末はずっと、少し苦戦していたんです。レースでは正直、3位で表彰台を獲得できるとは思っていませんでした。今回は少しラッキーでしたね。でも、レースウイークをうまくマネジメントしたと思います。チームにはとても感謝したいです。このレースウイークについてはとても満足しています」

 第9戦カタルーニャGPは6月5日、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行なわれます。チャンピオンシップでトップと同ポイントとなった小椋選手のさらなる躍進に期待がかかります。

■Moto2クラスとは……

 Moto2クラスはトライアンフ「ストリートトリプルRS」の3気筒765ccエンジンをベースに開発されたオフィシャルエンジンと、シャシーコンストラクターが製作したオリジナルシャシーを組み合わせたマシンによって争われる。2021年8月、トライアンフによるエンジン供給は2024年まで延長された。タイヤはダンロップのワンメイク。クラスとしてはMotoGPクラスとMoto3クラスの中間に位置する。