レーシングライダーの大久保光選手が参加した、CIV(イタリア選手権)公式テスト。その様子をレポートしてくれました。

MotoE最終戦が終わっても、まだまだ続く大久保選手のレース活動

 皆さんこんにちは。今回はCIV(イタリア選手権)の3回目のテストについて書きたいと思います。

 3回目のテストの地は、再びイタリアのトスカーナ州にあるムジェロサーキット。今までのスポーツ走行とは違い、レースに参戦するライダーのみが走れる走行枠があり、そこでライバルになるであろうライダーたちと一緒に走行をしました。

イタリア選手権に参戦する大久保光選手のマシン
イタリア選手権に参戦する大久保光選手のマシン

 今回のテストは1日だけ。MotoEの最終戦が終わり、その次の日がテスト日だったので、レース終了後そのままクルマを走らせて、ミサノサーキットからムジェロサーキットに向かいました。ムジェロサーキットはクルマで2時間半ほどと、それほど遠くはなかったのですが、峠道が多く若干道に不安になりなりながらも、無事に到着することができました。

 到着後はチームとホテルで合流し、少しミーティングをした後、早めに解散。翌日のテストに備えます。

イタリアにあるムジェロサーキットのピットロード
イタリアにあるムジェロサーキットのピットロード

 テストの走行本数は30分が4本で、前回問題になっていたチャタリングをいかに直していくかがメインテーマでした。

 1本目は中古タイヤでスタートをしましたが、思った以上に劣化してしまっていたため、すぐさまピットイン。テストにならないと判断し、新品タイヤに交換して再度コースインしました。2本目からは気温が上昇し、外気温は30度を超え。路面温度も40度を超えてきたので、サスペンションのテストをしながらタイヤのコンパウンドの違いについてもテストをしていきました。

 イタリア選手権はピレリタイヤのワンメイクなのですが、何種類かコンパウンドが選べるのでレースウィークに迷わないよう、事前にテストをすることも重要となります。

 タイヤについては、感触の良いコンパウンドを見つけることができましたが、サスペンションのセッアップは試行錯誤が続き、少し苦戦。

 チームスタッフの頑張りもあり、なんとか合格ラインまでセットアップがつながりましたが、根本的な改善が必要との結果となり、レースウィークに再び仕様違いの物をテストする予定です。

イタリア選手権に参戦する大久保光選手(左)と川崎翔吾選手(右)
イタリア選手権に参戦する大久保光選手(左)と川崎翔吾選手(右)

 幸いイタリア選手権は木曜日から走行があるので、比較的時間には余裕があります。そこで、しっかりと思うようなマシンを作り、予選までにはキッチリとタイムもつめていきたいと思います。

 話は変わるのですが、イタリア選手権に参戦している日本人ライダーの川崎翔吾選手も、今回のテストに参加していました。昨年、川崎選手の代役としてスーパースポーツ世界選手権に2戦ほど代役参戦しましたが、今回は同じクラスを走るライバルとなります。

 実際、コース上で会うこともあり、昨年に比べて成長した走りをしていました。これからが楽しみな若手選手です。

ムジェロサーキットへの移動中に食べたボロネーゼ
ムジェロサーキットへの移動中に食べたボロネーゼ

 それからレースの話とは離れますが、ミサノサーキットからムジェロサーキットに行く峠道の途中にあった、怪しげなレストランに立ち寄ってみました。レース後でお腹がとても減っていた私には、オアシスのように見えました(笑)

 ボロネーゼをいただきましたが、なかなか美味しくしっかりとエネルギー補給ができました。

 途中大きめな蜂が店内に入ってきて、一緒に追い払うのをお手伝いしました。そのお礼としてドリンクはサービスしてくれたので、大きめな蜂にはちょっと感謝しております。