ホンダの船外機は、1964年の生産開始から2021年で世界累計生産台数が200万台を達成しました。

海のモビリティでもカーボンニュートラルの実現に取り組むホンダ

 ホンダは、細江船外機工場(静岡県浜松市)が開設20周年を迎え、船外機の世界累計生産台数が200万台を達成しました。

 ホンダの船外機は、浜松製作所(静岡県浜松市)にて生産が開始され、2001年10月に船外機専用工場として細江船外機工場を開設。2015年からは中国にあるホンダパワープロダクツチャイナ(Honda Power Products CHINA)にて小型船外機の生産を開始しています。

 現在、細江船外機工場で8馬力から250馬力までの小・中・大型モデルを生産し、ホンダパワープロダクツチャイナで2馬力から6馬力までの小型モデルを生産、日本を含めた59か国に各国・地域のニーズに合わせた製品を供給しています。

 2050年には、ホンダの関わるすべての製品と企業活動を通じてカーボンニュートラルを目指す、という目標実現に向けて、創業者の想いをあらためて具現化する次世代のクリーンな船外機の提案として、現在開発中の小型電動推進機のコンセプトモデルを発表。電動によりゼロエミッションであるだけでなく、低騒音、低振動、発進時からの高トルクなどの特徴があります。

ホンダの着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」

 電力源にはホンダの着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」を採用し、陸のモビリティだけでなく、海のモビリティでもカーボンニュートラルの実現に取り組んでいます。

■本田技研工業株式会社 ライフクリエーション事業本部長 加藤 稔

 ホンダの船外機をご愛用いただいているお客さまをはじめ、販売店様やボートビルダー様のご尽力に深く感謝申し上げます。4ストロークエンジンを搭載した船外機で1964年に市場参入し、57年を経て生産累計200万台に達したことは感慨深いものがあります。Hondaは、20年前に静岡県浜松市に船外機の専用工場を開設するなど、これまで船外機ビジネスの環境整備を図ってまいりました。今回、発表させていただきましたコンセプトモデルのように、今後は電動化をはじめとしたさまざまな技術開発にチャレンジしながら、ホンダマリン事業の拡大に取り組んでまいります。

■Hondaマリン事業の変遷

・1964年7月 浜松製作所にてHonda初の船外機「GB30」生産・販売開始
・2001年10月 細江船外機工場(船外機専用工場)開設
 ※浜松製作所における船外機生産を終了
・2001年11月 VTEC・可変吸気システム・PGM-FI採用の「BF200」「BF225」販売開始
・2015年4月 中国本部 福建ミンドン本田発電機有限公司(FMH)にて小型船外機生産を開始

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 ホンダのマリン事業は、創業者である本田宗一郎の「水上を走るもの、水を汚すべからず」という信念の下、2ストロークエンジンが主流だった1960年代の船外機市場に環境負荷の低い4ストローク船外機「GB30」を投入したところから始まり、現在の4ストローク船外機市場の礎を築いています。