スペインへ語学留学中のバイクタレント兼こうのす観光大使・岸田彩美さんは、2021年11月25日から28日にかけてイタリア・ミラノで一般公開されたバイクの見本市「EICMA 2021」に参加しました。今回は野外イベント会場についてお送りします。
EICMA2021をさらに盛り上げる野外イベント
こんにちは。バイクタレントの岸田彩美です。今回も引き続きEICMAのレポートをしたいと思います。

以前、EICMAの展示会場の外に設営された野外レースコースについてお伝えしましたが、その他にも様々なショーや試乗会も行われていました。早速、それぞれについてご紹介します
■トライアルショー

イタリア出身のベテランライダーSergio Canobbioさん率いるMatteo cominoli選手とSimun Staltari選手のショーアクショングループによるトライアルショー。
イタリア語は全然わからなかったのですが、笑いが絶えないショーでした。Sergioさんのボケアクションが面白いんです。あえてブレーキングを遅らせて客席の方に軽く突っ込んでみたり……。ダイナミックな魅せ方が多く、最後にはバックフリップもしていました。
さらに車両はトライアルバイクだけでなく、バギーも登場して、ウィーリーしたり転んだり(笑)
今回特別に?? 私を後ろに乗せてタンデムで走ってくれました。一生の思い出になりました。坂を上って下る時は、生きた心地がしなかったですが、素敵な経験をありがとうございました。
■FMX

何回見ても圧倒されるのがFMX/フリースタイル・モトクロス。
バイクってシートに座って乗る乗り物だよね?? と自分に問いかけたくなるパフォーマンスの数々でした。
■ロイヤルエンフィールドの車両案内とスタントショー

様々な車両を乗らずに手で押して、MCの車両説明と共にお客様に見せるというスタイルでした。
衣装もレトロな雰囲気で統一。このメーカーはイギリス発祥(現在はインドのオートバイ)で、今も残るオートバイメーカーの中で最も歴史が古いそうです。MCの前に展示してあるバイクは、1901年に作られたバイクだそう。

その後ロイヤルエンフィールドの車両を使ったショーが行われ、イギリス出身のLee Bowersさんがウィーリーしながら、バイクから火を出ているのを初めて目撃しました。カスタムしてボタンで火が出るようになっているんだとか。
■試乗ブース

・スズキの新型車両に乗れる特設コース
スクーターのバーグマンを初め、最新モデルのGSX-S1000GTにパニアケース付き状態で乗れる車両もあって、もし自分がこのバイクを買うとしたら……と考えながら体験試乗できますね。GSX-S1000の看板に書かれている“鋭敏”の文字に、日本を感じられて嬉しかったです。
・イタリアのバイクメーカー「SWM」

スズキと同じく、SWMも試乗会を行っていました。本当なら私もバイクに試乗してみたかったのですが、お客さんが多すぎて泣く泣く断念。日本で開催されるモーターサイクルショーも、試乗コーナーはあっという間に枠が埋まっちゃいますもんね。
グローブ無しで乗っているライダーもいまして。あくまでも自己責任なんでしょう。これも文化の違いかな。コロナ対策でヘルメットキャップは必須、マスクも着用の上で試乗している姿が目立ちました。
■番外編

屋内にもE-BIKE(電動アシスト自転車)の試乗ブースがあり、コース設定も本格的でした。自転車もバイクも電動化……ですね。
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次回は私が気になった車両(電動バイクを含む)を超個人的主観でお届けしていきたいと思います。最後までご覧いただき、ありがとうございました。